世界最大級のXRカンファレンス「Augmented World Expo」には、世界中から最先端のテクノロジーが集まります。同カンファレンス内で行われるアワード「2024 Auggie Awards」に、日本企業のサービスやツールがノミネートされました。
「2024Auggie Awards」とは
「Auggie Awards」は、2024年で15年目を迎える、世界的なAR・VRのアワードです。世界のさまざまな企業が、AR・VRの技術を活用した映画やアプリ、ゲーム、開発者向けツールなどを、作品としてエントリーします。
過去には、Magic LeapやSnapといった、XR業界を代表するような企業も同アワードを受賞。2024年は436の作品が集まり、20プロジェクトが優れた取り組みや作品として選出されました。
ファイナリストに選出された「MetaMe」
株式会社Relic(東京都渋谷区)の「MetaMe」は、「2024Auggie Awards」のBEST USE OF AI部門ファイナリストに選出されました。「MetaMe」は、NTTドコモの先進技術を活用したメタコミュニケーションサービスです。
ユーザーの価値観を反映する「Home」と、コミュニケーションの場となる「Community World」の2つから構成される「MetaMe」では、趣味や表現、会話をきっかけに、同じ価値観を持つ人がつながることができます。
「STYLY Studio」も受賞!
株式会社STYLY(東京都新宿区)は、同アワードの「Best Creator & Authoring Tool」部門を受賞しました。受賞プロジェクト名は「STYLY Studio」で、これはWebブラウザ上でXRシーンの作成や編集が可能なツールです。また、3Dモデルや画像や、Unityで作成したコンテンツのアップロードもできます。
STYLYがこれまで取り組んできた、クリエイターエコノミーの創出や各社パートナーとのロケーションベースのプロジェクト、さらに今後の取り組みの根幹となるプラットフォームである「STYLY Studio」が、世界的なアワードで高く評価されたといえるでしょう。
国内企業のさらなる躍進を見守ろう
世界的なAR・VRに関するアワード「2024 Auggie Awards」で、国内の2企業が高い評価を受けました。今後のRelicやSTYLYの取り組みはもちろん、他の国内企業のさらなる躍進にも注目しましょう。
2025年のアワードでも、国内企業がノミネートや受賞されることに期待したいですね。