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新たな葬儀の形を目指して。「VISION70」で出たアイデアは?

幅広い業界、シーンでのメタバース活用が加速する昨今、葬儀業界でもメタバースを取り入れたアイデアが生まれています。「VISION70」では、「葬儀×メタバース」というこれまでにない発想として、どのような意見が寄せられたのでしょうか。

「VISION70」とは

「VISION70」は、アルファクラブ武蔵野株式会社(さいたま市)による、創業70年に向けた事業計画です。アルファクラブ武蔵野は、冠婚・葬祭・互助会を柱とした、総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールを展開する企業です。同社は、社会情勢の影響を受け、大きく変化する冠婚葬祭業において、従来の形式にとらわれない自由な発想を取り入れ、業界全体の発展を目指しています。

アルファクラブ武蔵野は、葬儀などのエンディング業界が2040年にピークアウトを迎え、より簡素化すると予想しており、「葬儀」から「想儀」への発想転換を検討するため、若手社員からのアイデアを募る「未来創造会議」の実施にも積極的です。

17回目の開催となる「未来創造会議」

「未来創造会議」は、「VISION70」の具体化プラン創案の一環として、2021年9月から始まった取り組みで、2024年6月は17回目の開催でした。これまでに30のプランが提案され、なかにはすでに実施されたアイデアもあります。現在実現・進行中のプランのなかには、最新技術の1つであるメタバースを活用した、新たな葬儀も存在します。

宇宙、メタバースを葬儀に組み込む時代に?

実現に向けて進行中のアイデアの1つが、「宇宙葬」です。個人の遺灰などを収めたカプセルをロケットに乗せ、宇宙空間に打ち上げる散骨方法で、2024年7月現在、2件の申し込みがあります。実現に向け、アルファクラブ武蔵野では、委託契約を締結したアメリカの「スペースメモリアル」と調整中とのことです。

また、昨今社会問題の1つにも上がるお墓の維持問題解決のために、メタバースを活用するというアイデアも生まれ、2024年7月よりリリースされました。「メタバース霊園『風の霊』」は、仮想空間にある霊園にアクセスし、アバターを介して故人の供養に参列できるサービスです。個人、もしくは霊園事業者が、NFT化された仮想スペースを購入して利用するもので、お墓の維持問題を解決しながら、いつでもどこでも、故人を偲(しの)んで訪れられる空間を提供します。

アルファクラブ武蔵野は、将来的に故人を3D化し、人格形成をAIに学習させるなどして、チャット型生成AIによって何十年先の子孫との会話の実現も目指すことも発表しています。 

葬儀業界でのメタバースのあり方にも注目

さまざまな業界で、これまでにない活用が見られるメタバースは、葬儀業界にも進出しています。新たなサービスは、お墓や故人との新たな向き合い方として、重宝されるのでしょうか。今後の動向にも注目しましょう。

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