NTTコノキュー（東京都千代田区）は、教育現場からの要望をもとに「教育支援パッケージ」をリリースしました。教育に特化したパッケージは、どのような内容になっているのでしょうか。
メタバースプラットフォーム「DOOR」を提供するNTTコノキュー
NTTコノキューは、メタバース・デジタルツイン・XRデバイスの3つの事業を柱にサービスやソリューションを提供する企業です。同社が提供する仮想空間プラットフォーム「DOOR」は、パソコンやスマートフォンなどのブラウザから、簡単にアクセスできるメタバースとして知られており、2024年2月末時点での累計アクセス数は1,100を超えます。
専用アプリ不要のメタバースは、NTTオウンドメディアとしても利用されており、大規模イベントや教育・自治体での活用事例も豊富です。
「教育支援パッケージ」をリリース
教育へのメタバース活用が増える昨今、DOORも「GIGAスクール端末」での利用が増加しており、教育現場から「教育に必要な機能に特化したサービスを」という声も上がっていました。そこで、NTTコノキューは2024年6月に「DOOR教育支援パッケージ」をリリースしました。
「教育支援パッケージ」は、1ヵ月単位での短期利用が可能です。メタバースの本格的な導入に向けた試験運用にも気軽に用いることができ、また、短期～中期のイベント開催も、安価に実施できます。
パッケージの内容は？
教育現場の要望をもとに完成した「教育支援パッケージ」の内容は、以下の通りです。
- 資料投影
- ライブ配信
- 好みのアバターでの音声通話
- リアクション
- 3Dアイテムの配置・装飾
- テキストチャットログの保存
- ルームパスワード設定
パッケージのルームには「パブリックスペース」と「個室」の2種類を用意し、情報共有や個別相談、グループワークなど、用途によって使い分けられます。大人数の同時接続にも対応しており、子どもたちの教育への活用はもちろん、展示会や保護者会にも利用可能です。
教育分野でのさらなるメタバース活用に向けて
NTTコノキューの新パッケージは、教育支援に特化した内容です。教育分野でもメタバースの活用が広がっていますが、新パッケージによってよりDOORを使った教育支援がより進むことに期待しましょう。
