株式会社ビートバップ(横浜市)が、新たに「ビートバップメタバースハイスクール」の提供を開始しました。新たなメタバースは、学校教育にどのように活用されるのでしょうか。
「ビートバップメタバースハイスクール」とは
「ビートバップメタバースハイスクール」は、高等学校や大学、フリースクール、学習塾など、さまざまな教育機関を対象としたメタバースです。メタバース内では、アバターを使って生徒がバーチャル授業や進路相談を行ったり、保護者や先生を対象としたミーティングや説明会を開催したりできます。
学校にちなんだ5つの空間を用意
職員室で先生たちがミーティングをする、校門をくぐって入学式・卒業式などのイベント会場に向かうなど、メタバースでも現実の学校生活に近い体験ができるよう、「ビートバップメタバースハイスクール」では、以下の5つの空間を用意しています。
- 校舎:校舎と校舎のあいだには、アバターが座って語り合えるようなベンチも用意
- 教室:木のぬくもりを感じられる、昭和スタイルの教室
- 職員室:昔ながらのデザインで、机などが配置された職員室では、進路相談や職員会議が可能
- カフェテリア:明るく広々としたカフェテリアでは、雑談だけでなく学年集会なども開催できる
- 体育館:大人数が収容可能な体育館で、入学式・卒業式をはじめとした大型イベントに参加
メタバース内はロゴや照明、内装などをカスタマイズでき、オリジナルスペースや小物の製作も可能です。利用する企業・団体には、基本の使い方の説明やカスタマーサポートなども行い、よりよいメタバース活用を促進します。
プラットフォームには「Spatial」を採用
「ビートバップメタバースハイスクール」のプラットフォームには、アメリカの「Spatial(スぺ―シャル)」を採用しています。Spatialは、パソコンやスマホなどのブラウザからアクセスできるメタバースで、専用アプリやアカウントは不要です。
気軽にアクセスできる環境は、以下の機能も備えています。
- 音声通話
- テキストチャット
- ユーザー招待
- 画面共有
- スペース間の移動
- 特定の場所へのユーザー配置 など
メタバースを使ったサービスを提供する企業・団体はもちろん、利用する生徒も使いやすい空間で、学びの幅をさらに広げることができるのではないでしょうか。
「メタバース×教育」の新たな活用に期待!
教育支援向けに誕生した「ビートバップメタバースハイスクール」は、本当の学校生活に近い体験を可能としたバーチャル空間です。新たなメタバースが、教育によりよい影響を与えることに期待しましょう。