株式会社大丸松坂屋百貨店(東京都江東区)が、VRChatでオリジナルワールドを公開しました。7月にオープンした「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」では、どのような体験ができるのでしょうか。
魅力的な3Dアバターの制作・販売を行う大丸松坂屋
大丸松坂屋は、よりよいメタバースでの時間を過ごすためのファッションやアバターを、2023年10月から提供しています。3Dアバターは第3弾まで発表されており、さまざまなクリエイターがデザインした「正装」をコンセプトにした衣装は、美しく個性的なデザインが人気です。
VRChatに公開された「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」
アバターファッション分野で注目を集める大丸松坂屋は、2024年7月12日に、VRChat内にオリジナルワールドを公開しました。「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」は、「バーチャル空間における文化が醸成される場所」をコンセプトとしており、メタバースの世界で活躍する、多くのクリエイターの作品を展示します。
2024年8月現在、ワールド内のフロアは2つで、1フロア1コンセプトを基本としています。エレベーターに乗って好きなフロアに移動し、メタバースならではの表現を楽しんだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることが可能です。
2つのフロアの内容は?
1階はエントランスとエレベーターホールになっており、洋館をイメージしてデザインされています。エントランスには、大丸松坂屋がこれまでリリースした12体のオリジナル3Dアバターが並び、ユーザーを出迎えます。3Dアバターは試着も可能で、制作過程がわかる原画も展示されています。エントランスの奥の扉を開けると、和モダンなエレベーターホールが現われます。
和室をイメージした2階へは、エレベーターに乗って移動します。2階には、VRC華道部が大丸松坂屋をイメージして制作した、生け花を展示しています。また、空間内には舞台もあり、今後、日本の伝統芸能を披露する場として活用される予定です。
新たな空間をのぞいてみよう
VRChatで公開された、大丸松坂屋のワールド「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」は、今後フロアを増やし、さまざまなコンセプトの展示や空間を公開していきます。美しい空間や、展示されたオリジナル3Dアバターなどをぜひのぞいてみてください。