現地に足を運んだような感覚で、リアルな買い物を体験できるメタバースショッピングが増加しています。ショッピングにメタバースを活用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、メタバースショッピングのメリットと、活用事例を紹介します。
メタバースショッピングのメリット
メタバースショッピングのメリットは、大きく3点です。
- 遠方からもアクセスできる
- リアルな体験で購買意欲が向上する
- 新たな商品や店舗との出会いがある
実店舗の場合、近くの店舗でないと気軽に買い物に訪れることはできませんが、メタバースなら自宅などから気軽にアクセスできるので、遠くにある店舗で買い物しているような感覚を味わえます。また、自由に移動・閲覧できるメタバースは、ネットショッピングにはないリアルな体験により、購買意欲の向上にもつながるでしょう。
ネットショッピングの場合、欲しい商品の情報のみを収集するケースも少なくありません。しかし、ショッピングモールや店内を自由に回遊するメタバースなら、新たな商品や店舗との出会いの創出も可能です。
メタバースを活用したショッピング例①大丸松坂屋
メタバースを活用したショッピングを提供する、企業事例を紹介します。全国15店舗の百貨店を運営する大丸松坂屋は、メタバースで使用できるアバターファッションへの進出でも注目されています。
大丸松坂屋は、世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット」に複数回出展しています。専用ブースで600種類以上のグルメを見て、購入できる体験を提供しました。3Dモデルで再現されたさまざまな食品が購入意欲をかき立て、イベント期間中には多くの来場者がメタバースでの食品購入体験を楽しみました。
②凸版印刷
凸版印刷は、リアルとバーチャルが融合したメタバースショッピングモール「メタパ」を提供しています。メタパでは、リアルな店舗で販売されている商品をメタバースで見て、実際に購入することが可能です。
メタバースには1人ではもちろん、家族や友人ともアクセスできるので、アバターを介して一緒に買い物をする体験も楽しめます。
③三越伊勢丹
三越伊勢丹は、専用アプリからアクセスするメタバースの百貨店「レヴ ワールズ」を運営しています。アプリをダウンロードしてアバターを登録すると、デジタル空間に再現された「バーチャル伊勢丹」でのショッピングを体験できます。
店内にはスタッフのアバターも設置されており、チャット機能を使ったアバターによる接客が受けられるのも特徴です。メタバース内では、婦人服や食品など、180を超えるブランドでのショッピングが楽しめます。
自宅でリアルショッピングを楽しもう
リアルな買い物体験ができるメタバースショッピングを活用し、さまざまな企業が魅力的なサービスを提供しています。気になるアプリやサービスで、気になる商品をチェックしてみるのもよいのではないでしょうか。