教育へのメタバース活用には多くのメリットがありますが、学校教育でよりよいメタバース体験を実現するには、どのようなコンテンツを利用するとよいのでしょうか。今回は、学校教育におすすめのメタバースを紹介します。
授業におすすめのメタバース①Labstar
Labstarは、さまざまな理科の実験を体験できるプラットフォームです。一般的な実験も、設備がなければ実施できませんが、より高度な理科実験を行うには、多額の費用と専用の設備が必要となります。また、安全性の保障ができないことから、実施できない実験も少なくありません。
Labstarでは、仮想空間上に理科実験の場を再現しており、現実で行うよりも低コストで、しかも安全に実験を行えます。高校・大学を中心に導入されているLabstarを活用し、学習を進める生徒・学生は、500万人以上を超えています。
②DOOR
NTTコノキューが提供する「DOOR」は、さまざまな空間を構築できるメタバースプラットフォームです。活用の幅は広く、教育現場でも多く利用されています。簡単にメタバースを作成できる「DOOR」の活用事例には、オープンキャンパスや子どもの作った作品の展示会などがあります。
また、2024年6月からは「DOOR教育支援パッケージ」をリリースし、より安全に、そして使いやすいメタバースを実現できるようなサービスを提供中です。
③zSpace
zSpaceは、最新技術を活用した教材を開発・提供しています。3Dグラスとディスプレイ、タッチペンを使った教材を使えば、3Dモデルを立体的にのぞき込み、自由に動かして操作できます。
立体的なモデルを直感的に分解したり組み立てたりするなかで、学習者はより高精度な情報の収集が可能です。また、実物の模型などを用意する必要がなく、コストを抑えながら生きる学びを提供できるというメリットもあります。
メタバースでよりよい学びを、子どもたちへ
メタバースの特徴を生かせば、費用を抑えながら充実した学びを提供できます。今後、多くの学校がメタバースを導入し、子どもたちの未来につながる学習を実現していくことにも期待したいですね。
教育に活用できるコンテンツの登場にも、注目しましょう。