説明会や面接、面談など、これまでリアルで行われていた就活をメタバースで実施するメリットは豊富にあります。今回は、就活へのメタバース活用事例を紹介します。
就活へのメタバース活用事例①CAREER THEATER
「CAREER THEATER」は、複数の企業が登壇する、メタバースの合同説明会です。劇場型の空間で、キャリア公演やパネルディスカッションが行われ、各企業のブースも設置されます。映画館のような会場に入れば就活をしている感覚を忘れ、楽しみながら各企業の説明を聞くことができるでしょう。
②Hirect
人材紹介会社であるHirectは、2022年にメタバースでの就活フェアを実施しました。スタートアップ30社を集めたイベントで、参加者は複数エリアを自由に移動しながら、展示や講演を体験しました。アバターのリアクション機能も充実しており、講演中に拍手をする求職者も多くいました。
また、企業担当者のアバターの頭上には、担当者の名前とメールアドレスが表示され、クリック1つでメッセージが送れるなど、さまざまな工夫が凝(こ)らされていたことも、高い評価を受けました。
③神奈川県
神奈川県は、県内のひきこもり当事者などを対象としたメタバースイベントを、定期的に開催しています。メタバースプラットフォーム「メタパ」に設置された「”つながり発見”パーク」で行われるイベントは、他社との交流はもちろん、就労のきっかけづくりも目的の1つです。
イベントでは、アバターを介して参加者同士がコミュニケーションを楽しみ、キャリア教育動画の投影で、「働くこと」について考える機会を提供しました。
メタバースで自分に合った就職先を見つけよう
メタバースを使った就活フェアや、就労に対するきっかけを作る取り組みは、徐々に増加しています。学生はもちろん、転職を検討している人も、企業も求職者もさらなる可能性が広がるメタバースを活用し、自分に合った就職先を見つけましょう。