不登校の小中学生向けメタバースを展開する株式会社NIJIN(東京都江東区)が、新たなサービスをスタートしました。「NIJINアフタースクール」は、子どもたちに、これまでにない放課後の過ごし方を提供します。
NIJINアフタースクールとは?
「NIJINアフタースクール」は、自宅にいながら全国、そして世界の仲間と学び、遊べるメタバース学童のためのバーチャルな空間です。子どもたちはバーチャル空間のなかで、住む場所や年齢などの異なる仲間と出会えます。
メタバース内では、リアルな学童にはない学びが得られるのも特徴です。たとえば、ゲーム会社で働く大人が講師となってゲームの制作方法を教え、小学生と中学生がチームを組んで、実際にゲームを制作することもできます。
「新しい放課後」を提供
近年、小学生が放課後に遊ぶ場所の8割は「自宅」だといわれており、「犯罪に巻き込まれる危険性から、外で遊べない」「友達と遊ぶ機会が少ない」と感じる子どもも少なくありません。もし放課後を友達と過ごすことができても、同じ地域や学年など、一緒に遊ぶ子どもは限られてしまいます。
「NIJINアフタースクール」は、自宅にいながらさまざまな地域や年齢の違う仲間と出会える、「新しい放課後」を提供する空間です。学童に通わず、放課後を自宅で1人で過ごす子どもの孤独を解消し、限定的な人間関係によって起こりやすい問題解決にも貢献します。
8月には「マインクラフトコンテスト」も
9月2日の開校に先駆け、「NIJINアフタースクール」は7~8月に夏期講習を実施。夏期講習では、人気ゲーム「マインクラフト」で「理想の学校」を制作するコンテストも開催されました。
コンテストでグランプリに輝いたのは、小学5年生の児童の作品です。約10時間かけて制作されたこの児童の「理想の学校」は、「開放感があり、自由を損なわない」ことを表現しています。夏期講習を通してさまざまな児童の意見を聞いたことも、参考になったそうです。
今後の「NIJINアフタースクール」でも、子どもたちの創造力が養われる魅力的な学びや、それを発表できる機会が、多く提供されるのではないでしょうか。
メタバースの新たな活用に期待!
9月2日に開校した「NIJINアフタースクール」は、放課後をよりよい時間にするさまざまな学びや出会いを提供します。新たなケースで、メタバースがどのように活用されるのかにも、注目しましょう。