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静岡新聞社、「袴田事件」の取り調べを体験できるVRアプリをリリース

静岡新聞社が、1966年に発生した「袴田事件」の取り調べの様子を体験できる、VRアプリをリリースしました。過酷な取り調べを追体験するアプリには、さまざまな特徴があります。

1966年に発生した「袴田事件」

「袴田事件」は、1966年6月に、現在の清水区で発生した事件です。みそ製造会社の専務一家宅が全焼し、専務と妻、次女、長男の4人の命が奪われた事件は、味噌工場の従業員で元プロボクサーの袴田巌氏が引き起こしたと決めつけられ、袴田氏は過酷な取り調べを受けることになります。

その後、長きにわたり袴田氏のえん罪が主張され、静岡地裁では裁判のやり直しを行う再審公判が繰り返し行われています。再審公判は2023年10月27日以降も計15回開催され、2024年5月22日に、検察は死刑を求刑、弁護団は無罪を主張して結審しました。判決は、9月26日に言い渡される予定です。

静岡新聞社が、取り調べの様子をVRアプリ化

静岡新聞社が2024年8月26日にリリースした、MetaQuest用のVRアプリ「最後の砦」では、袴田氏が受けた過酷な取り調べを再現しています。また、アプリ開発の基となった、再審制度の問題点を追ったキャンペーン連載「最後の砦 刑事司法と再審」の一部の記事を、バーチャル空間で閲読可能です。

「最後の砦」で、ユーザーは高い没入感によって当事者感覚で当時の取り調べの様子を追体験しながら、自白強要や死刑とえん罪など日本の再審制度などに隠された問題点を考えます。

静岡新聞社の担当者は、アプリでの体験を通し、「間もなく迎える再審判決公判に1人でも多く感心を持って欲しい」と、開発の経緯を語っています。

アプリの特徴は?

VRアプリ「最後の砦」には、以下のような特徴があります。

  • 資料を元に、当時の取調資料を元に、当時の取調室を再現:当時の写真や図面を基に警察署の取調室を3Dモデル化し、実際の音声データを使って取り調べの一部を再現
  • 日本語・英語に対応:袴田事件、再審問題に詳しいハワイ大学の教授監修のもと、英語にも対応したアプリを制作

なお、アプリにはVR上の演出も含まれています。

リアルに再現された取り調べに注目!

事件当時の取り調べの様子を、資料を元にリアルに再現したVRアプリは、袴田事件はもちろん、再審制度への多くの人の関心を高めるきっかけを作ります。えん罪や再審について深刻に捉え、考えられるよう工夫を凝(こ)らした取り調べを、ぜひ体験してみてください。

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