和歌山のさまざまな名所の360度動画を制作するユタカ交通株式会社(和歌山市)が、「熊野古道」の観光をバーチャル体験できるYouTube動画を公開しました。新たなVR動画には、どのような風景が収録されているのでしょうか。
世界遺産登録20周年を迎えた「熊野古道」
熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に通じる参詣道の相称です。和歌山、奈良、三重の3県、そして大阪府に跨る参詣道は、全長1,000kmともいわれており、古くからの姿が残されています。
そんな歴史ある熊野古道は、2004年に世界文化遺産に登録され、2004年で登録20周年を迎えました。
VR観光動画を公開
世界遺産登録20周年を記念し、ユタカ交通は新たなVR観光動画を、YouTubeの「メタバース和歌山公式チャンネル」に公開しました。「360°VR観光動画 熊野古道・那智山」では、熊野那智大社までの道のりを、360度映像で楽しめます。
熊野古道は知名度が高いものの、実際どういったところなのか知らないという人は少なくありません。特に、若い世代は熊野古道がどこにあるのか、どういった場所なのかを知らないという人が多く、こうした世代、そして海外に向けたPRとして、VR動画が制作されました。
どのような体験ができる?
公開された動画では、神話の時代を連想させる、巨木が立ち並ぶ石畳の参詣道を歩く体験ができます。神秘的な景色を堪能しながら、熊野那智大社にたどり着くと、隣の那智山青岸渡寺も見られます。
熊野独自の信仰の姿ともいわれる、神社とお寺が隣接する「神仏習合」のほか、動画では三重塔や那智の滝など、那智山の名所も紹介されています。なかには、ドローン映像で名所を収めたシーンもあり、空から見る熊野古道を堪能できるのも、観光動画の魅力です。
いますぐYouTubeでチェック!
全長1000キロにも及ぶ参詣道の、「大門坂」から「那智の滝」までを巡るルートを紹介する「360°VR観光動画 熊野古道・那智山」では、熊野古道の神秘的な雰囲気、そして古来から在り続ける自然や建造物を、リアルに見ることができます。
無料で、そして手軽に視聴できるYouTubeのVR動画で、熊野古道の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。