かつて、プロ野球南海ホークスの本拠地としてにぎわった「大阪スタヂアム」を再現したマップが、フォートナイトに登場しました。「Namba Parks -Hawk’s Legacy-」には、過去に存在した「大阪スタヂアム」だけでなく、生まれ変わった「なんばパークス」の全景も再現されています。
1998年まで存在した「大阪スタヂアム」
「大阪スタヂアム」は、大阪を通る南海電鉄の戦後の焼け跡に、日本の復興と平和の象徴として建てられた野球場です。1950年の誕生以来、南海ホークスの本拠地として、多くの野球ファンが集まりました。
しかし、南海ホークスが1988年に売却され、本拠地を福岡に移したことから、「大阪スタヂアム」で試合が行われることはなくなりました。その後は住宅展示場などに活用されていましたが、1998年の「難波再開発計画」に伴い解体され、2003年に「大阪スタヂアム」跡地は、複合商業施設「なんばパークス」に生まれ変わりました。
「Namba Parks -Hawk’s Legacy-」がフォートナイトに登場
フォートナイトの「Namba Parks -Hawk’s Legacy-」は、過去に存在した「大阪スタヂアム」、そして現在ある「なんばパークス」を行き来できる「唯一のマップ」として、公開されました。フォートナイトというと「ゲーム要素」が強いイメージですが、「Namba Parks -Hawk’s Legacy-」は単なるゲームマップではなく、歴史的なスポーツ施設をデジタル上に再現し、当時の人々の思いを、現代に蘇(よみがえ)らせることを目的としています。
「大阪スタヂアム」に通っていた野球ファンもいれば、「なんばパークス」がある場所に、かつて野球場があったことを知らない若者たちもいます。異なる世代を生きる人たちが同じ体験を通し共感するなかで、地域社会の絆を深めます。
ストーリーや記念撮影が楽しめる
「Namba Parks -Hawk’s Legacy-」には、南海ホークス黄金期の監督だった鶴岡一人氏が登場し、ストーリーが展開されます。「なんばパークス」で、南海ホークスのユニフォームを集めながら走るタイムレースは、ゴールすると「大阪スタヂアム」があった時代にタイムスリップするなど、ミニゲームのなかに、時代を行き来する仕掛けが隠れています。
エンディングでは、球場内を自由に散策したり、鶴岡監督と記念撮影をしたりしながら、実在した「大阪スタヂアム」に思いを馳(は)せることができるでしょう。
懐かしさあふれる空間をのぞいてみよう
南海ホークスの本拠地として賑わった「大阪スタヂアム」と、その跡地にできた「なんばパークス」、2つの空間を再現した「Namba Parks -Hawk’s Legacy-」は、フォートナイトで体験できます。
「大阪スタヂアム」を懐かしく感じる人も、「なんばパークス」しか知らない人も、当時といまを比較しながら、魅力的な体験を楽しみましょう。