株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市)が、高校生を対象にしたメタバース活用をスタートしました。新サービスは、メタバースプラットフォーム「cluster」で利用できます。
新サービス開発の背景
近年は進路や受験方法の多様化で、オンラインでの学びを選択する生徒も増加傾向にあり、こうした生徒たちに対する新たな支援の形も求められています。そこでベネッセは、「1人でも多くの生徒が、学習や受験に挑戦しやすくなる環境を提供したい」という思いのもと、メタバース活用に注目し、サービス提供へと踏み出しました。
サービス利用にはclusterを活用
高校生を対象とした新サービスの内容は、自社の模擬試験「進研模試」の受験です。大学・短大進学を目指す受験生のための、全国最大規模の模擬試験は、全国の高校1~3年生が、入試対策として活用しています。
新サービスでは、この「進研模試」を、メタバースプラットフォーム「cluster」から受験できます。生徒は個人単位で申し込みを行い、cluster上の受験会場で試験を受けられます。受験後の採点結果や志望校判定は、オンラインで確認できます。
新たなサービスの魅力は?
ベネッセが提供する新サービスの魅力は、以下の4点です。
- 個人単位での模擬試験受験を実現
- 場所を選ばず受験ができる
- 採点・判定が迅速かつ正確
- リーズナブルな価格
模擬試験のなかには学校単位での申し込みでしか受験できないものもありますが、メタバースを活用した受験なら、個人単位での申し込みが可能です。また、会場がメタバースなら、ネット環境さえあれば自宅などから受験できるので、時間や場所を問わないのも、メリットだといえます。
さらに、メタバースで受験した場合の採点や判定の提示は、マークシートの場合即日、記述方式も1~2週間ほどと非常に迅速で、志望校決定や、受験に向けた学習計画に活用できます。
メタバースで模擬試験を受ける場合、受験料はマーク式が2,200円、記述式が2,700円です(2024年度)。オンラインでのデータ提供によって実現したリーズナブルな受験価格により、本番に向けて複数回受験することも可能となります。
メタバースを使った学びの効果に期待!
ベネッセが新たに提供するメタバースでは、clusterに用意された受験会場で「進研模試」が受けられます。個々が抱える事情によって、これまで模試が受けられなかった受験生も、今後は気軽に自分の力を試せるようになるのではないでしょうか。
ベネッセのさらなるメタバース活用にも、期待しましょう。