香港のスタートアップ・Sandbox VRによる、VR体験施設が復活します。「Sandbox VR」は、今後4年間で、全世界280店舗の出店を目指します。
「Sandbox VR」とは
「Sandbox VR」は、香港出身の起業家が創業した、施設型VRです。最大6人のチームで体験できる、没入型VRコンテンツを提供しています。コンテンツのなかには、Netflixの人気ドラマ「イカゲーム」を題材にしたものもあります。
コロナ禍には全店舗を閉鎖
世界中にさまざまな影響を与えた新型コロナウイルス感染症の蔓延まんえん)により、「Sandbox VR」も大きな打撃を受けました。2020年以降はすべての店舗を閉鎖し、アメリカの子会社では、米国連邦倒産法第11章に基づく再生手続を申請しました。そして、2021年11月に、3,700万ドルの資金調達も行い、復活に向けた準備を進めてきました。
復活した「Sandbox VR」が目指すのは…
「Sandbox VR」は、2019年にスタートしたフランチャイズプログラムで、自社運営ではない形式でのVR体験を行っています。この戦略を活用し、全店舗閉鎖から再起した「Sandbox VR」は、50店舗目がオープンしました。施設で体験できるVRコンテンツは現在8つです。
なかでも、2022年6月リリースのゾンビゲーム「Deadwood Valley」は、高い人気を集めており、2023年には2,300万ドル(約34億円)の収益を上げました。「Sandbox VR」は、「今後4年間で全世界280店舗の出店」を目指しており、さらなる事業拡大が期待されます。
国内店舗の登場も楽しみ!
2024年第2四半期のフランチャイズ契約が60%増加し、目標達成に向けて順調に歩を進めている「Sandbox VR」。人気VR施設の日本進出も楽しみに、今後の情報に注目しましょう。