人気ゲーミングプラットフォーム・Robloxの運営が、知的財産権を侵害しているコンテンツを除外することを発表しました。「Proactive Marketplace Archive」施策では、利用規約やコミュニティ規約に違反するコンテンツに対し、厳しく対応します。
「Roblox」も抱える、著作権問題
アバターやワールドなどを自由にアップロードできるRobloxには、魅力的なコンテンツが多く存在します。しかし、3Dモデルやゲーム音源のなかには、他のコンテンツから抜き出し、無断で使用されているものもあり、著作権違反がたびたび問題視されてきました。
運営が新施策の実施を発表
Roblox公式運営は、著作権問題に対応する「Proactive Marketplace Archive」という新たな施策を発表しました。今後、規約違反コンテンツを積極的に検出し、永久的に除外します。
新施策実施の背景には、Robloxを長年利用するクリエイターからの要望がありました。公式運営には、クリエイターが過去にアップロードしたアバターアイテムの著作権を侵害するコンテンツについて、「削除してほしい」という声がたびたび届いていたといいます。新施策により、Roblox上には知的財産権侵害コンテンツがなくなっていくでしょう。
アカウントに影響は?
2024年9月5日より、知的財産権を侵害する2D・3Dのアバターアイテムが、マーケットプレイスから除外されています。違反コンテンツと知らずに利用していたユーザーには、メッセージやメールで通知が届きます。アイテムは除外されても、利用者のアカウントは停止されません。
また、違反を犯したユーザーについても、アカウント停止はないといいます。しかし、今後対応が厳しくなるなかで、悪質な違反を犯した場合は、アカウントにも影響が及ぶ可能性はゼロではないでしょう。
よりよいメタバースプラットフォームを目指して
Roblox公式運営が実施する「Proactive Marketplace Archive」は、違反コンテンツのないクリーンなプラットフォームの実現への一歩となるでしょう。新施策が著作権問題解決に向けてどのような効果をもたらすのか、メタバースニュースでは今後の情報を追ってご紹介します。