長野県松本市のメタバース「バーチャルまつもと」がオープンしました。空間構築には、株式会社日立システムズ(東京都品川区)が、協力しています。
10月2日にオープンした「ばーちゃるまつもと」
2024年10月2日にオープンした「ばーちゃるまつもと」は、松本市の自然や歴史、風土、食文化などの魅力を、世界に発信するメタバースです。「デジタルシティ松本」推進に向けた取り組みの一環で、「市民の幸福度の最大化を目指し、人口定常化につなげる」という目的達成のためのプロジェクトとして、公開されました。
市民主体のシティプロモーションで、メタバースを構築
「“ばーちゃるまつもと”による市民主体のシティプロモーション」は、関係人口の創出と地域への愛着、社会貢献への意識醸成の実現を目指すものです。松本市の中高大学生が、地元の企業経営者にインタビューをして、データ構築やコンテンツ制作を行うなど、メタバース構築には、市民の力が大きく関わっています。
さまざまな意見やアイデアを形にしたのは、日立システムズですが、今後は運営主体を市民に移行する計画も検討中です。
メタバース化したスポットは…
「ばーちゃるまつもと」では、松本市内に実在する以下のスポットを再現しています。
- 湧き水公園:自然豊かな公園。メタバースのエントランス
- ばーちゃる井上百貨店:松本市を代表する百貨店。周囲には味噌蔵や酒蔵もあり、名産品を楽しめる
- 六九(ろっく)商店街のアーケード:松本市の観光ストリート。デジタルで復刻
なお、メタバース内では、案内人の「ばーちゃるカヨさん」によるガイドも受けられます。
今後のメタバース活用に期待
松本市のさまざまなスポットを再現し、魅力を発信する「ばーちゃるまつもと」は、こちらからアクセスできます。メタバースのあるプラットフォーム「FRAME]は、ゲストとしても利用可能ですが、無料の会員登録をすると、豊富な機能でより楽しめます。
地域に貢献するプラットフォームとして、今後どのように活用されるのか、新たなスポットが増えるのかにも期待しましょう。