自治体主催の婚活イベントを、メタバースで開催する事例が増えています。今回は、メタバース婚活支援サービス「Mitsu-VA」を活用した、イベント事例を紹介します。
メタバース婚活支援サービス「Mitsu-VA」とは?
「Mitsu-VA」は、パーソルイノベーション株式会社(東京都港区)が提供する、メタバース婚活支援サービスです。自治体などのイベント実施に向けたサポートはもちろん、婚活イベント参加者向けにも、操作方法や婚活に対する相談を受けるといった支援を行っています。
メタバースとリアルを組み合わせた「ハイブリッド婚活」を提供する「Mitsu-VA」のイベントでカップリングすると、アバター同士でのデートを経て、リアルデートに進みます。年齢や肩書、外見に捕われない、“人柄重視”のメタバース婚活では、90%がアバターデート、そのうち70%がリアルデートへと進み、結婚のチャンスをつかんでいます。
イベント事例①「メタバース婚活 in ふくろい」
「Mitsu-VA」を活用した、自治体のイベント事例を見てみましょう。
「メタバース婚活 in ふくろい」は、2024年11月9日、静岡県袋井市主催で開催されました。イベントでは、全異性との1対1の会話や全体への自己PRを行い、気になる異性をマッチングシートに記入します。イベントの最後には、アバターによる記念撮影もあり、参加者は自身のアバターを使った婚活を楽しみました。
②「メタバース婚活 in 庄内」
「メタバース婚活 in 庄内」は、山形県庄内地域(鶴岡市、酒田市、 三川町、庄内町、遊佐町)主催のイベントです。庄内地域では、第1弾のメタバース婚活で5組のカップルが誕生し、2024年11月30日に第2弾が開催されました。参加者からは「新鮮な婚活スタイルだった」「最初は不安だったが、たくさんおしゃべりができて楽しかった」「声だけで性格がこんなにわかるのかと感動した」などの感想も寄せられています。
③「あさひまちメタバース婚活」
「あさひまちメタバース婚活」は、2024年11月30日に開催されたイベントです。富山県朝日町主催のイベントでも、5分間の「1to1トーク」や、ステージ上で自己PRする「アピールタイム」を行い、マッチングしたカップルは後日、アバターデートへと進みました。アバターデートでお互いが気に入れば、リアルで対面し、段階的に関係を発展させられます。
④「いずも・うんなんメタ&リアル婚活」
「いずも・うんなんメタ&リアル婚活」は、島根県出雲市・雲南市主催の婚活イベントです。2024年12月7日に開催され、アイスブレイクののち、「1to1」の会話や、ステージ上での「自己PRタイム」が行われました。「いずも・うんなんメタ&リアル婚活」は、アバターデート後のリアルデートの日程も指定されており、婚活イベントでマッチングし、アバターデートで「実際に会ってみたい!」と思ったカップルは、12月21日に対面でのデートに参加できます。
さらなるサービス活用に期待!
参加者向けに、デジタル仲人による事前サポートも行う「Mitsu-VA」を活用し、メタバース婚活を実施する自治体は増加中です。さらなるサービス活用で、多くの人に出会いのチャンスを与えてくれるのでしょうか。今後のイベント情報にも、注目しましょう。