2024年11月、Robloxは13歳未満ユーザー向けの機能をアップデートしました。新機能は、子どもたちがより安全にゲームを楽しめる環境の実現に貢献します。
若年層からも人気が高いRoblox
Robloxは、ユーザーが独自のバーチャル空間を作ったり、ほかの空間で遊んだりすることができる、没入型プラットフォームです。欧米とアジアで特に人気が高く、1日に7,000万人以上の世界中のユーザーがプレイしています。
無料で遊べるゲームは4,400万以上あり、ユーザー層は小中学生が多い傾向にあります。そこでRobloxは、保護者も子ども自身も安心して利用できる環境を作るため、13歳未満ユーザー向けの新機能をアップデートしました。
新機能①これまでにない保護者コントロール
すでに課金管理を含む保護者コントロールを提供しているRobloxですが、アップデートにより、保護者が子どものアカウントに紐(ひも)づけた自身のアカウントから、より簡単に管理できるようになりました。新機能の導入で、保護者は子どもがどのようにRobloxを利用しているかが、より詳細に把握できます。
②通信機能の使用方法に関する変更
13歳未満のユーザーには、通信機能の使用方法に関する変更が行われました。該当するユーザーは、今後Roblox上のゲームやバーチャル空間の外で、ユーザーに直接メッセージが送れなくなります。また、ゲームやバーチャル空間内でのやりとりも、「公開メッセージ」のみに制限されます。
③新たなコンテンツ分類表示
Roblox内のゲームの数は膨大で、内容もさまざまです。よって、これまでも「バーチャル空間ガイドライン」として、利用可能な年齢を提供していましたが、今後は「コンテンツ分類表示」と、名称が変更されます。
年齢層による分類表示はなくなり、代わりに流血や暴力、ユーモアの度合い、恋愛表現などによって、4つのコンテンツ分類になります。
④年齢に応じた設定
子どもの成長に応じて利用方法が変えられるよう、子どものアカウントの年齢は自動的に更新されます。また、アカウントの事前設定も、該当する年齢グループが変わるごとに更新され、変更が有効になる30日前に、子どものアカウントと、紐づけされた保護者のアカウントに通知が届くようになります。
安心・安全なメタバース空間を目指して
若年層がメインのメタバース・Robloxでは、安全に利用できるような工夫が凝(こ)らされています。アップデートは、より安心して遊ばせられるメタバース空間の実現に貢献するのでしょうか。Robloxに関する今後の情報にも、注目しましょう。