時代とともに、葬儀の形も徐々に変化しています。メタセンシズ株式会社(東京都中央区)は、メタバースで献花や追悼ができる新サービス「メタセレモニー」の提供を開始しました。
「メタセレモニー」とは
「メタセレモニー」は、メタバースやWebページに、献花会場や偲ぶ会の会場を自由に作り、世界中どこからでも故人を偲(しの)ぶことができるサービスです。一般葬を行う割合の減少をはじめ、さまざまな事情で葬儀に参列できない人の「故人を偲びたい」「感謝を伝えたい」という思いを、オンラインで実現します。
「メタセレモニー」でできること
パソコンのブラウザやスマホアプリから、24時間どこからでもアクセスできる「メタセレモニー」のバーチャル会場では、以下のようなことができます。
- 献花
- お香典
- 寄せ書き
また、葬儀社や喪主は、会場に遺影や写真を飾ったり、挨拶文を掲示したりすることが可能です。バーチャル空間のURLやQRコードを訃(ふ)報の連絡に記載するだけで、各所への案内も簡単にできるので、遺族の負担が増えすぎることもありません。
サービスの3つの特徴
「メタセレモニー」のサービスには、3つの特徴があります。
- 会場テンプレートのクオリティが高い
- 操作がシンプル
- 主催者向け機能が豊富
参列者が故人を偲び、ゆっくりと思い出に浸れるよう、こだわりの会場テンプレートを提供します。また、高齢者をはじめ、メタバースに馴染みのない層も気軽に利用できるよう、シンプルな操作で会場づくりができるのも、「メタセレモニー」の特徴です。
さらに、葬儀社や企業の総務部、芸能事務所などが、喪主の代わりに主催することも想定し、充実の機能を備えています。主催者管理画面は前述の通りシンプルで操作しやすいので、会場のプレビューやURL・QRコードのダウンロードなどもすぐに行えます。
今後のサービス活用に期待
いつでも、どこからでも故人を偲べる新サービス「メタセレモニー」は、家族葬が増加傾向にある現代の葬儀スタイルのなかで、さまざまな活用が期待されます。今後の情報にも、注目しましょう。