愛知県の西尾市スポーツ協会が、オリジナルのメタバース空間を開設しました。スポーツ協会初となるメタバースは、新たな「スポーツの場」の提供に貢献します。
メタバース開設の目的
西尾市は、「地域のスポーツをもっと身近に、もっと自由に体験できる環境を作りたい」という思いをかなえるため、最先端技術であるメタバース活用を決めました。メタバース上に「もう1つの総合体育館」を作り、いつでも、どこからでも、より多くの人にスポーツの魅力を伝え、健康づくりの機会を提供します。
メタバース体験で得られるメリット
メタバース上に仮想の総合体育館を設置して得られるメリットは、大きく4つです。
- 施設情報にアクセスしやすい
- 総合体育館の利用をシミュレーションできる
- 告知効果がある
- コミュニケーションの場になる
総合体育館の施設案内やイベント告知をメタバースで行うことで、遠方の人や高齢者など、幅広い層の利用機会増加が見込めます。また、メタバースで総合体育館の利用方法を事前体験すれば、リアルでのスムーズな施設利用が可能です。
さらに、「メタバースを導入した」ということが話題となれば、地域内外から注目が集まります。西尾市のスポーツの魅力が、市内はもちろん、全国に広がるのも、メタバース活用のメリットです。
メタバースでは、総合体育館のなかを見て回るだけでなく、他のユーザーとの交流も楽しめます。リアルではなかなか総合体育館を訪れられない人や、外出自体が難しいという人も、メタバース内で市民同士で交流を深められるでしょう。
今後の展望
西尾市スポーツ協会が提供するメタバースは、今後、段階的な実証試験を行い、地域住民の反応やメタバースがもたらす効果を確認しながら、継続的にアップデートする予定です。将来的には、メタバースの総合体育館をeスポーツやパブリックビューイングの会場にしたり、VRゴーグルを活用した高齢者向けの健康イベントを実施したりします。
空間活用の幅を広げながら、地域の人がスポーツを楽しみ、つながりを深めるなど、地域活性化に貢献することが期待されます。
スポーツ×メタバースの、新たな未来に期待!
全国初となるスポーツ協会によるメタバースは、さまざまな人がスポーツの魅力に触れ、コミュニケーションを楽しむ場となるのでしょうか。新たな取り組みの今後を、見守りましょう。