アディッシュ株式会社(東京都品川区)は、より安全にメタバースイベントを楽しめるよう、新たに「メタバースイベント パトロールサービス」をスタートしました。サービスによって、どのような効果が得られるのでしょうか。
メタバースでも問題視される、ハラスメントの存在
リアルな世界ではさまざまな「ハラスメント」が問題になっていますが、メタバースでも同様のトラブルの報告は少なくありません。ほかのアバターに対する暴力的な言動はパワーハラスメント、性的な言葉を投げかけたり、いやがる相手のアバターに接触したりすることはセクシャルハラスメントに該当します。
アディッシュが「メタバースイベント パトロールサービス」を提供開始
アディッシュが2024年12月よりスタートした「メタバースイベント パトロールサービス」は、企業や地方自治体が開催するメタバースイベントでのパトロールや各種トラブルの対応、主催者への報告を行うものです。
事前にパトロール方法やその後の対応を決めたら、イベント当日には空間内をパトロールし、迷惑行為を検知します。ハラスメントをはじめとした迷惑行為を発見した場合は、イベント主催団体に報告したのち、スタッフ権限で強制退室などの対処も行います。
サービスに期待される効果
前述の通り、メタバースでもハラスメント問題は深刻視されており、ユーザーが快適に仮想空間を楽しむための対策が求められています。「メタバースイベント パトロールサービス」が各種イベントに活用されれば、メタバースで不快感を覚えるユーザーの軽減が期待できます。
また、企業・地方自治体なども「安全・安心なメタバースイベント実施」を大々的に謳(うた)うことが可能です。信頼度の高いイベントはユーザーからの注目度も高まるため、イベントがより盛り上がる可能性も高いでしょう。
快適にメタバースを利用できる社会を目指して
メタバースイベントにおける監視やパトロール、問題行動への対応などを行う「メタバースイベント パトロールサービス」によって、多くの人がメタバースでよりよい時間を過ごすことはできるのでしょうか。
今後の活用例にも、注目しましょう。