株式会社JTB(東京都品川区)が、社会体験学習プラットフォームをAI×Web3.0メタバース「XANA」に構築しました。「Potential Meets You Academy」では、日本や世界をリードする企業の事業活動を、リアルに学ぶことができます。
メタバース構築の目的
「Potential Meets You Academy」は、高いメタバース技術を活用し、以下の3点の実現を目指すことを目的とした空間です。
- ICTを活用した探求学習機会の拡大
- 「GIGAスクール構想」の推進支援
- 通信環境、教育現場のニーズに応じた運用モデルの提供
空間構築は、「鳥取県メタバース課」の設立支援などで知られる、ドバイのNOBORDERZと、株式会社J&J事業創造(東京都港区)が支援しています。
主な探求課題
2025年4月の本格開校に向け、さまざまなテーマの教室を順次公開中の、「Potential Meets You Academy」。主な探求課題は、以下の5つです。
- 横断的・総合的な課題
- 賛同企業が解決に向け、取り組んでいる社会課題
- 地域・学校の特色に応じた課題
- 生徒の興味・関心に基づく課題
- 職業・進路に関する課題
生徒はアバター姿で空間内を巡り、興味・関心に沿った学びを深められます。学校での総合的探究の時間はもちろん、ホームルームや各教科の補助教材として、また、不登校生徒の学習支援や休暇期間中の学び促進にも、活用が期待されます。
どのような教室が公開されている?
2028年までに、参画企業60社、全国1,000校での導入、45万人の利用を目指す「Potential Meets You Academy」では、2025年1月現在、以下のような教室が公開されています。
- 第一三共ヘルスケア「セルフケアを意識して、いつでも自分の力を発揮しよう」
- 明治ホールディングス「カカオから世界で起こっている社会問題を学ぼう」
- インフロニア・ホールディングス「インフラが担う、わたしたちの環境と暮らしの未来」
- 三菱UFJアセットマネジメント「ウェルビーイングと豊かな未来のための資産設計」
- ニチレイフーズ「わたしたちの未来の食事・安定した食糧の供給を冷凍技術が担う」 など
企業の取り組みや課題、未来を知りながら、「学習」そのものへの意欲を高めるだけでなく、新たな出会いやコミュニケーションで、楽しみながらメタバースでの時間を過ごせるでしょう。
未来のメタバース学習に期待!
全国の中学・高校でのよりよい授業実現に貢献する「Potential Meets You Academy」は、4月より本格開校予定です。未来のメタバース学習の道をより広げる取り組みとなることに、期待したいですね。