クラスター株式会社(東京都品川区)と近鉄不動産株式会社(大阪市)は、メタバースプラットフォーム「cluster」内に「バーチャル天王寺動物園」を公開しています。2025年1月、両社はワールドでの売り上げを、天王寺動物園に寄付しました。

公認ワールド「バーチャル天王寺動物園」
「バーチャル天王寺動物園」は、クラスターと近鉄不動産が、天王寺動物園協力のもと制作・公開したメタバースです。動物園内のアフリカ・サバンナゾーンや、てんしばゲートなど、実在する場所を仮想空間に再現しており、バーチャルならではのギミックも多数用意しています。
メタバース内には、展示スペースや3Dモデルを活用した生態観察コーナーもあります。ユーザーがさまざまな生き物に興味・関心を持てる豊富なコンテンツにより、子どもから大人まで楽しめる空間となっています。
天王寺動物園に売り上げを全額寄付
2024年7月にオープンした「バーチャル天王寺動物園」には、アバター用のアイテムを販売するショップ「TENNOJI Zoo Store」があります。ここでの売り上げは、現実の天王寺動物園の運営や、動物福祉に役立てることが、ワールドオープン時から発表されていました。
当初の予定通り、クラスターと近鉄不動産は、メタバース内でユーザーが購入したアイテムなど262個の売上金58,400円を、天王寺動物園に全額寄付しました。
寄付金の使い道は…
クラスターと近鉄不動産からの寄付金について、天王寺動物園の園長・向井猛氏は、「飼育動物たちが健康で幸せに暮らせるよう、動物福祉の向上のために活用させていただきます」とコメントを発表しました。また、今回の寄付にあたり、クラスターと近鉄不動産には、天王寺動物園から感謝状も贈られています。
寄付金贈呈式で、クラスターは今後も「バーチャル天王寺動物園」をはじめ、リアルと連動したメタバース空間で、地域社会への貢献について可能性を追求していくことを発表しました。
clusterのワールドをのぞいてみよう
リアルな天王寺動物園の魅力に、バーチャルならではの仕掛けを加えた「バーチャル天王寺動物園」は、clusterで体験できます。空間を訪れ、大阪が誇る歴史ある施設の雰囲気を知るのも、楽しいのではないでしょうか。
ショッピングを通じ、地域貢献をするのもよいかもしれません。