株式会社Hexabase(東京都千代田区)と大日本印刷株式会社(東京都新宿区)、日本加除出版(東京都豊島区)の3社が、行政のDX推進に向けた実証事業をスタートします。各企業は、実証事業でどのような役割を担うのでしょうか。

実証事業の内容
2025年春開始予定の実証事業は、「メタバース役所」における「離コンパス」の提供です。仕事や子育てなど、さまざまな理由で現実の自治体窓口に足を運べない住民の、離婚に関する悩みを、法律・離婚専門分野のAIサービスで解決します。
協業する3社について
実証事業で協業するのは、株式会社Hexabase、大日本印刷株式会社、日本加除出版です。Hexabaseは「システム開発に関わるすべての人へ成功体験を届ける」を理念に掲げ、生成AIとクラウドの融合によるシステム開発の推進、開発プラットフォーム「Hexabase」の提供を行っています。
大日本印刷は、印刷や製本、デジタルコンテンツの企画・制作など、幅広い事業を展開する企業です。2024年7月より新たな行政のDXサービスとして「メタバース役所」を自治体に提供しています。
日本加除出版社は、法律実務図書の出版や、情報データベースの提供などを行っており、結婚生活に課題を抱える人向けの情報提供サービス「離コンパス」の開発も行いました。このサービスは、2024年3月より提供中です。
実証事業における役割は…
今回の実証事業で協業する3社の役割は、以下の通りです。
- Hexabase:「離コンパス」の新規事業開発伴走支援、メタバース役所への技術的な導入支援
- 大日本印刷:メタバース役所内に「出張・離コンパス」のAIカウンセラーを構築
- 日本加除出版社:メタバース役所に「離コンパス」を提供
大日本印刷が提供するメタバース役所で、日本加除出版社の「離コンパス」の情報を持ったAIカウンセラーによる24時間・365日の相談を受け付けます。Hexabaseは、自社のノウハウを生かし、技術的な支援を行います。
誰もが活用しやすいサービス実現に向けて
実証事業では、オープンにするのが難しい家庭の悩みを、忙しくてもメタバースで気軽に相談できます。どのような状況の人にも活用しやすい自治体サービスの実現に向け、実証事業はどのような効果をもたらすのでしょうか。今後の情報にも注目しましょう。