株式会社EN WATER FARMS(鹿児島市)とBROTHER株式会社(鹿児島市)が、新たなメタバースプラットフォームの開発を開始しました。「AGRIVERSE(アグリバース)」は、”農福連携から生まれる新たな可能性と個人の尊重”を目的とした空間になる予定です。

「AGRIVERSE」とは
「AGRIVERSE」は、EN WATER FARMSが運営する就労継続支援B型施設「イーエヌ水耕栽培」の利用者が育てた農作物を、NFTとして展示・販売するメタバースです。ユーザーは、展示されたNFTを見て、気に入ったら購入できます。
メタバース構築は、リアルとメタバース、XRの融合により新たな社会参画の形成を目指すBROTHERが行います。
共同開発の目的は「新たな可能性と個人の尊重」
「AGRIVERSE」の開発目的は、「新たな可能性と個人の尊重」です。施設利用者は、農作物の栽培・収穫だけに留まらず、3Dスキャンも自ら行います。3Dクリエイターとして展示・販売も「AGRIVERSE」で体験することで、自信を育めます。また、メタバースでは企業やほかの利用者との交流が可能で、自己表現の場も広がるでしょう。
メタバース公開は2025年春?
2025年2月現在、「AGRIVERSE」は各種農作物に対するプロジェクトを立ち上げ中です。各プロジェクトはブロックチェーンを基盤とし、取引の透明性・信頼性を高めます。
BROTHERによると、メタバース公開時期は2025年春、NFTプロジェクト第1弾は2025年夏の予定です。社会貢献と経済的利益の両立を目指すメタバースの完成が、いまから楽しみですね。
社会に貢献する空間を目指して
EN WATER FARMSとBROTHERが手がける「AGRIVERSE」は、「農福連携」によって、施設利用者の新たな才能を発見し、働き方の可能性を広げるでしょう。メタバースの公開を待ちながら、社会貢献につながるさまざまな空間にも、目を向けてみてください。