20年以上続く短編演劇コンテスト「劇王」が、メタバースで初開催されます。メタバース開催は、一般社団法人メタシアタ-(東京都中央区)主導で行われます。

2002年より開催されている「劇王」
「劇王」は、日本劇作家協会東海支部と、「長久手文化の家」がプロデュースする、短編演劇コンテストです。2002年より開催されており、観客と審査員の投票で勝敗を決定します。2013年2月には、開催10周年を記念し、各地の地区チャンピオンが集結する”天下統一大会”も開催されました。
一度は休止となった「劇王」ですが、2017年には海外からの参加者も集う「アジア大会」として復活しました。
初開催のプラットフォームはVRChat
2025年5月、「劇王」史上初となるバーチャルでの大会が行われます。概要は以下の通りです。
- 企画名:劇王Virtual 2025
- 会場:総合芸術劇場Dramapia(VRChatワールド)
- 日時:2025年5月3日(土)21~24時
初開催のプラットフォームは、多くのメタバースファンが集まるVRChatです。さまざまなワールドが存在するVRChatでは、アバターが役を演じる「VR演劇」も盛んです。会場となるワールド「総合芸術劇場Dramapia」は、外観や内装にもこだわった、洗練された雰囲気のホールとなっており、短編演劇のコンテスト会場として、申し分ないでしょう。
エントリー締め切りは3月30日
5月の開催に向け、現在エントリーを受付中です。エントリーに関する条件や大会スケジュールは、以下のようになっています。
- 俳優3名以内
- 上演時間20分以内
- エントリー期間:2025年1月27日~3月30日
- 当選団体発表:2025年4月1日
- 組み合わせ抽選会:2025年4月3日
リアル大会同様、審査員と観客の投票によって勝敗が決まります。また、組み合わせ抽選会の様子は、各種SNSなどで配信予定です。
審査員には、演出家・作家の木村龍之介氏や劇作家の綾門優季氏、劇作家・演出家の斜田章大氏を迎えます。
配信で大会の様子をチェック!
演劇界で、リアル大会が長年注目を集める「劇王」が、ついにバーチャルに進出します。「劇王Virtual 2025」では、どのような魅力的な作品が演じられるのでしょうか。大会当日は、VRChat内の客席、または配信でその様子を見届けましょう。