Holoeyes株式会社(東京都港区)が、医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」のApple Vision Pro対応版をリリースしました。高い機能を持ち合わせたApple Vision Proを用いたコンテンツは、ユーザーによりよい医療体験を提供します。

医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」
Holoeyesが提供する「Holoeyes MD」は、2020年6月に全国で販売を開始した医療用画像表示サービスです。CTやMRIなどの画像診断装置で得た医療用画像をコンピューター処理し、診療のために提供するソフトウェアを用いると、医療用画像を3Dモデルで表示できます。
3D表示は、平面モニターではわからない病態の特徴や、臓器の奥行きなどの立体空間的な情報の収集が可能です。2024年11月時点で導入施設が全国70を超えた「Holoeyes MD」は、主に外科領域の教育や研修、カンファレンスなどで活用されています。
Apple Vision Pro対応版をリリース!
2024年12月25日、Holoeyesは「Holoeyes MD」のApple Vision Pro対応版をリリースしました。これまで、3Dモデル表示ができるのはバーチャル空間内のみでしたが、Apple Vision Proのパススルー機能により、現実空間上に3Dモデルを表示できるようになります。
また、Apple Vision Proの高精細な画像となめらかな動きは、より直感的で繊細なジェスチャーコントロールの実現に寄与します。
よりよい医療体験を実現
Apple Vision Proのパススルー機能で、3Dモデルと併せて周囲の人やものを確認できるようになった「Holoeyes MD」を使えば、医療現場での教育・研修などの可能性がさらに広がります。精度の高い教育により、患者に施される医療行為の質の向上、医療従事者への信頼度・安心感もアップするでしょう。
Apple Vision Proと「Holoeyes MD」のメリットを融合させたよりよい体験は、医療現場の未来にどのような影響をもたらすのかにも、注目してみてください。
Apple Vision Proの国内普及にも貢献?
国内の多くの施設が「Holoeyes MD」のApple Vision Pro対応版を導入すれば、デバイスの普及にもつながります。Apple Vision Pro版「Holoeyes MD」を活用したさまざまな事例が、今後増えていくことにも期待したいですね。