乳幼児の子育てで感じる、孤独感や不安を解消するためのメタバースが誕生しました。「バーチャル親子広場」では、どのようなサポートを受けられるのでしょうか。

メタバースを活用した「バーチャル親子ひろば」
「バーチャル親子ひろば」は、一般社団法人オンライン子育てひろば協会(東京都千代田区)が、2025年4月10日に本格始動した空間です。メタバース内では、全国の0~3歳の子どもとその保護者が、自宅にいながら交流をしたり、専門家に育児について相談したりすることができます。
メタバースオープンの背景
現代社会では核家族化や少子化などの影響で、地域内での人とのつながりが希薄化しています。このような状況のなか、まだ言葉もあまり通じない乳幼児を育てる家庭では、子育てへの不安や孤立を感じやすい保護者もいます。
全国には8,000以上の地域子育て支援施設が存在するものの、地理的・時間的制約や心理的なハードルにより、施設を利用できないケースも少なくありません。
そこで、オンライン子育てひろば協会は、「全ての親御さんが安心して子育てできる社会」の実現を目指し、自宅から気軽にアクセスできる「バーチャル親子ひろば」をオープンしました。メタバースを活用したサービスは、オンラインで全国どこからでも参加できることはもちろん、アバターによる匿名性の高さで、安心して本音を語り合える居場所づくりにも貢献します。
どのようなサポートが受けられる?
「バーチャル子育てひろば」では、以下のようなサポートが受けられます。
- 情報交換と交流:平日10~16時に自由に来室可能で、全国の親子と情報交換やコミュニケーションを楽しめる。また、多彩なイベントも実施予定
- 専門家への相談:保育士や助産師、臨床心理士、小児科医などによる講座や個別相談を定期的に開催し、子育てへの不安や悩みの軽減を目指す
また、必要に応じて地域の子育て支援機関や専門機関などとも連携し、より適切なサポートを提供します。
詳細は公式サイトをチェック!
メタバースで子育ての不安を解消する「バーチャル子育てひろば」は、専用WEBサイトから会員登録を行うと、アクセス方法が提示されます。なお、2025年度は妊娠中の方と、2022年4月2日以降生まれの子を持つ保護者が参加可能です。
利用料金や登録に関する詳細は、公式サイトをご参照ください。