メタバースを活用し、不登校児童生徒の支援を行うNIJINアカデミーに通う児童が、ピッチイベント「ICC FUKUOKA 2025」の2部門で1位を獲得しました。多くの人の心に響いたプレゼンのテーマは、「不登校」です。

日本最大級のスタートアップピッチイベント「ICC FUKUOKA 2025」
「ICC FUKUOKA 2025」は、日本最大級のスタートアップピッチイベントの1つです。ベンチャー企業から老舗企業まで、さまざまな企業が参加し、優勝企業・入賞企業・部門賞を決定します。
2024年度は、10社がアワード審査会に臨み、100名以上の審査員による審査のもと、評価を得ました。
「デザイン & イノベーション アワード」にNIJINアカデミー生徒が登壇
NIJINアカデミーに通う児童が登壇したのは、「ICC FUKUOKA 2025」内の「デザイン&イノベーションアワード」です。同アカデミーの生徒代表としてプレゼンに挑戦した6名は、不登校になった当時の思いや、学校とNIJNアカデミーの違いについて、メタバースでの活動も見せながら、会場で説明しました。
5部門中2部門で、1位を獲得!
ファイナルラウンドでは、小学校1年生の頃から、5年間学校に通っていない生徒が、その思いを涙ながらに語りました。その姿に会場中が心を打たれ、アワード5部門のうち、「想いへの共感」「社会性」という2部門で1位を獲得しました。
今回の受賞でプレゼンへの挑戦は、NIJINアカデミーの取り組みや、不登校児童生徒が抱える思いなどが広く伝わりました。不登校になった当時、子どもたちが「不正解」だと思っていた経験が、多くの人の心と社会を動かすきっかけとなったのではないでしょうか。
子どもたちの新たな未来への一歩となるか
NIJINアカデミーをはじめ、リアル・バーチャルのフリースクールでは、不登校の子どもたちが日々学んでいます。今回のNIJINアカデミーの生徒たちのプレゼンは、不登校に悩む全国の子どもたち、そしてその家族の未来を切り開く一歩だといえます。
不登校児童生徒に向けたサポートなど、今後の自治体や企業の取り組みにも、期待したいですね。