かわいらしいアバターが、一緒に作業に集中してくれる人気のアプリ「gogh(ゴッホ)」が、100万ダウンロードを突破しました。9ヵ月で100万ダウンロードを達成したコンテンツは、どういった人たちに活用されているのでしょうか。

アバター集中支援アプリ「gogh」
「gogh」は、株式会社ambr(東京都文京区)が開発したアバター集中支援アプリです。「Focus with Your Avatar」をコンセプトに掲げており、アプリ内で生きるアバターが作業集中を支援してくれます。
ユーザーは、3Dアバターと3Dルームを、用意されたアイテムから自由にカスタマイズすることが可能です。完成したルームで、アバターはパソコンに向かったり、読書をしたり、お絵描きをしたりしながら、現実世界での集中を支援してくれます。
「gogh」では、他ユーザーとフレンドになり、同じ空間で作業ができる「スペース」機能もあります。しかし、テキストや音声などによるコミュニケーションはできず、あくまでも「お互いの存在を感じながら集中する」ことに特化しています。そのため、「話しかけられて集中が途切れる」ということもなく、かわいらしいアバターに癒されながら、勉強や仕事などの作業に向き合えるのも、人気の理由の1つです。
アプリの利用状況
2024年7月にβ版を発表した「gogh」は、すぐにSNSで話題となり、1ヵ月も経たないうちに日本国内で10万ダウンロードを突破しました。その後、アジア圏を中心にユーザー数が増加し、2025年からは世界全体でのユーザー増加が見られました。
2025年5月現在、8割は海外ユーザーとなっており、最も利用が多いのは20代で、全体の約半数です。10代も4割近くを占め、若年層向けのサービスという印象が強いですが、30代以上のユーザーも、全体の6%ほど存在します。
また、「gogh」には集中するための「タイマー機能」がありますが、タイマー使用者の平均集中時間は、1日当たり135分でした。
100万ダウンロードを突破!
海外ユーザー、女性ユーザーが大半を占める「gogh」は、β版発表から9ヵ月で100万ダウンロードを突破しました。「gogh」はこれまで広告配信を行っておらず、100万ダウンロードはSNSやクチコミによるユーザーの広がりによるものです。
なお、2025年4月30日に発売されたアバター作業集中PCゲーム「gogh: Focus with Your Avatar」も、ゲームプラットフォーム・Steamのウィッシュリストに70,000人以上が登録するなど、発売前から大きな注目を集めていました。
人気のアプリを使ってみよう
現実での作業集中をかわいらしいアバターがサポートしてくれる「gogh」は、国内発のアプリでありながらも、海外での人気が高まっています。メタバースに触れる第一歩として、注目のアプリを使ってみるのもよいかもしれません。