2025年4月、銀座に「デジタルツイン・クリニック」がオープンしました。トークンを活用するクリニックは、どのような役割を担うのでしょうか。

4月にオープンした「デジタルツイン・クリニック」
2025年4月23日にオープンした「デジタルツイン・クリニック」は、診察や処方の前に、メタバースでの相談や内覧ができる空間です。医療用カンナビスの活用に加え、民間療法や統合医療を科学的な視点から評価・記録し、医療知見のアップデートに貢献します。
医療業界のデジタルツイン活用は、以下のようなメリットをもたらす可能性があります。
- 診断の正確さが上がる
- 根本からの治療法の確立
- 健康寿命の増大 など
正確な診断により、患者が認知していない病気の早期発見も期待できるでしょう。
中心的役割を担うトークンの内容
「デジタルツイン・クリニック」では、「MEDトークン(メッドトークン)」トークンが、中心的な役割を担います。
「MEDトークン」とは、医療現場における治療データに基づき、ブロックチェーンへ記録し、改ざん不可能な治療統計が構築されるものです。また、トークンを利用し、AIによるサポートを受けることも可能です。
将来的には外国人の対応も…?
デジタルツインやブロックチェーン、AIなどの先端技術を活用したクリニックは、世界初の試みといわれています。身近なメタバースによるサービスも行う「デジタルツイン・クリニック」は、外国人や訪日患者への対応も視野に入れ、アップデート中です。
しかし、医療デジタルツインには、コストや技術面での課題も多くあります。また、データの制度や信頼性、医療従事者や患者の理解など、認知拡大や活用に向けて取り組むべき事項は少なくないといえます。
ブロックチェーン技術は、科学的な記録のない民間療法に透明性を加えます。さまざまな課題をクリアし、新技術の活用で、医学・統計・AIを統合した新たな治療判断の時代が来るのでしょうか。
世界初の試みに注目!
銀座にできた世界初の「デジタルツイン・クリニック」は、医療の未来を変える可能性が高い施設だといえます。銀座が医療技術発展の中心となることにも、期待しましょう。