バーチャル空間で故人を偲ぶ「メタバース霊園 風の霊」に、新エリアが構築されます。NFT区画を購入できる「霊園エリア」は、6月4・5日の「フューネラルビジネスフェア2025」で、先行公開されました。

新しい供養の形「メタバース霊園 風の霊」
「メタバース霊園 風の霊」は、アルファクラブ武蔵野株式会社(さいたま市)が提供する、新たな弔いサービスです。利用者はメタバース上のスペースで、故人との思い出の写真や動画を飾り、いつでも、どこからでも故人を供養できます。
NFTで区画購入できる「霊園エリア」が誕生!
2025年5月、アルファクラブ武蔵野は「メタバース霊園 風の霊」に、新区画「霊園エリア」を設置することを発表しました。霊園エリアは中心に大樹がそびえる空間で、周囲に4つの異なるタイプのエリアが用意されています。
利用者は好みのエリアで、NFT化された区画の購入が可能です。区画に専用の墓石を設置すれば、メタバース内でリアルなお墓参りができます。また、購入した区画は価値が上昇したタイミングで売るなどの活用方法があるのも、「霊園エリア」の特徴です。
なお、「霊園エリア」は6月4~5日に行われた葬儀業界の展示会「フューネラルビジネスフェア2025」で先行公開されました。
葬儀・供養の常識を変える、さまざまな取り組みも
アルファクラブ武蔵野は、「メタバース霊園 風の霊」のほかにも、以下のような葬儀や供養で、これまでの常識を変える幅広い取り組みを行っています。
- バーチャルAI故人サービス【Revibot(レビボ)】:写真や動画から生前の人相や声、話し方などの情報を引き出し、生成AIによって故人が蘇(よみがえ)るサービス
- 新たなお別れのカタチ「地球から宇宙へ」【space voyage】:アメリカの民間宇宙飛行開発会社のロケットに、遺骨を入れた専用カプセルを搭載して打ち上げる宇宙葬
- 故人様の想いが詰まったメモリアルムービー 【キオクノート】:故人に当てた手紙を映像とし届けるサービス
- オールインワン葬儀システム 【ZEBRA葬祭システム】:受付から入金処理まで一元管理可能な基幹システム
- 出棺にまつわるトラブルを未然に防ぐ支援システム 【GAZELLE】:遺体に貼リ付けるバーコードと、棺に貼り付けるタグに情報をインプットし、出棺トラブル防止をサポート
- 葬儀の祭壇の生花装飾をAIで生成するシステム【NOA】:約2,000枚の祭壇データを学習したAIが、理想の葬儀に合った祭壇デザインを生成する
さまざまなサービスで、新たな葬儀の形や、葬儀業界のDX推進を実現します。
多くの人の活用に期待
「メタバース霊園 風の霊」に新たに誕生する「霊園エリア」は、「お墓が遠くてなかなか手入れにいけない」など、昨今のお墓参り事情における悩みの解決に寄与することがきたいされます。正式リリース後には、多くの人の活用にも注目しましょう。