日本の伝統芸能をテーマにしたVRChatワールドが、注目を集めています。公開間もなく1万人の来場者を記録した「島根県江津市石見神楽『大蛇』」では、どのような体験ができるのでしょうか。

VRChatワールド「島根県江津市石見神楽『大蛇』」
「島根県江津市石見神楽『大蛇』」は、2025年5月28日に公開されたVRChatワールドです。「東京から最も遠いまち」と呼ばれる江津市の伝統芸能「石見神楽」を、荘厳に再現しています。
ユーザーは、須佐之男命(すさのおのみこと)と八岐大蛇(やまたのおろち)の神話の名場面を、さまざまな視点で体験できます。観客席はもちろん、舞台上からも名場面を見られ、高い没入感を味わえます。
このワールドは、物理的な距離を超えて文化発信を行う江津市による試みの1つです。会場は細部の装飾にもこだわって再現されており、舞台上に登場する大蛇も、美しいフォルムが特徴的です。
公開約1週間で、来場者1万人を突破
「島根県江津市石見神楽『大蛇』」は、公開から約1週間で、1万人以上のユーザーが来場しました。伝統芸能の魅力とリアリティの高い映像は、国内はもちろん、世界中のVRChatユーザーから高く評価され、来場者増につながりました。
また、地方創生と伝統文化を新技術で推進するモデルケースとしても、注目を集めています。
大阪・関西万博でも展示され話題に
江津市は2025年5月28日から6月1日に開催された「大阪・関西万博 地方創生SDGsフェス」にブース出展し、「島根県江津市石見神楽『大蛇』」の展示を行いました。石見神楽の実物の衣装とVR映像の両方を体験できる出展に、海外からの来場者も驚きの声を上げました。
万博での展示で話題性が高まり、ワールド来場者はさらに増加中です。
アバター用衣装もゲットしよう
日本の伝統芸能を表現した注目のメタバース「島根県江津市石見神楽『大蛇』」は、VRChatで体験できます。なお、現在BOOTHでは「鐘馗しょうき)」「疫神(えきがみ)」のアバター衣装を無料配布中です。対応アバターや注意事項などを確認し、華やかな衣装もぜひ入手してください。