伊豆大島火山博物館(東京都大島町)が、大規模リニューアルを行いました。リニューアルにより、新たにVRシアターもオープンし、話題となっています。

7月1日にリニューアルした伊豆大島火山博物館
伊豆大島火山博物館は、1986年に発生した三原山噴火を契機に、1990年にオープンした博物館です。火山の種類やメカニズム、噴火災害など、火山に特化した内容を、実物資料やグラフィック、体験装置などによって学べます。
大規模リニューアルを行い、「伊豆大島ミュージアム - ジオノス - IZUOSHIMA MUSEUM - GEO NOUS -」として2025年7月1日にオープンした施設は、火山や大地の成り立ちなどに加え、自然や人々の暮らし、防災など、幅広い内容を学べる拠点を目標としています。
プロジェクションVRシアターがオープン
リニューアルした施設には、新たにプロジェクションVRシアターが設置されました。システム設計や施工、上映コンテンツの制作は、株式会社NTT ExCパートナー(東京都千代田区)が担当しました。
VRシアターには5台のプロジェクターが設置されており、正面・左右の壁面と床全体に映像を表示します。立体的な映像と音響の効果により、臨場感あふれる体験ができるのが特徴です。
気になる映像の内容は?
VRシアターで上映されるコンテンツは、大型ドローンと高精細VRカメラにより、8K映像で撮影されました。現実では立ち入れない三原山中央火山上空や、海上から見た三原山などの映像を駆使したコンテンツは、以下の2種類です。
- 足元すべてが活火山:三原山の中央火山や火口列、噴火口跡などの臨場感あふれる映像で、伊豆大島の噴火の歴史を表現
- 火山とともに:伊豆大島の地形の成り立ちや、人々が地形を生かした集落を築いてきた軌跡などを通して、火山島の暮らしを描く
部屋全体を使ったダイナミックなVR映像により、VRゴーグルなどの専用機器を使わずに、高い没入感が得られるでしょう。
ダイナミックなVR体験を、伊豆大島で
リニューアルした「伊豆大島ミュージアム - ジオノス - IZUOSHIMA MUSEUM - GEO NOUS -」では、VRシアター以外にも、学びにつながる豊富なコンテンツを用意しています。伊豆大島に行った際には、ぜひ足を運んでみてください。