株式会社サンリオ(東京都品川区)が、株式会社Gugenka(新潟市)を子会社化したことを発表しました。今後はGugenkaの力を最大限に発揮しながら、サンリオのデジタル領域強化に努めます。

バーチャルコンテンツ制作のGugenka
2005年設立のGugenkaは、最新のXR活用を軸にした事業を展開する企業です。特に、アニメ作品などを活用したデジタルグッズの企画や制作が得意です。また、リアルとバーチャルを融合したコンテンツやイベントの企画・制作にも注力しています。
「Sanrio Virtual Festival」の制作も担当
Gugenkaは、サンリオ主催のバーチャルイベント「Sanrio Virtual Festival」の制作も担当しています。「Sanrio Virtual Festival」は、VRChatをメイン会場とし、サンリオキャラクターによるショーやパレード、バーチャルアーティストのライブパフォーマンスなどが楽しめるメタバースの祭典です。
ゲームワールドも充実しており、国内はもちろん、海外のVRユーザーからも高い評価を得ています。
子会社化でサンリオのデジタル領域を強化!
サンリオは、Gugenkaを子会社化したことで、自社のデジタル領域の強化に努めます。XRコンテンツ制作や販売のほか、IP分野における営業力の向上、リアルとデジタルを組み合わせたクロスセル販売の実現も見込んでいます。
なお、Gugenkaは2024年3月にSTPRグループへの参画を発表していますが、今回の子会社化に際し、サンリオ・GugenkaとSTPRグループのあいだでの交渉などの経緯は明かされていません。
より魅力的なコンテンツ創出に向けて
「みんなを笑顔に導く灯台に」を目標に掲げ、新たな領域にも取り組むサンリオは、Gugenkaとの協業でさらに魅力的なデジタルコンテンツを創出することが期待されます。2026年の「Sanrio Virtual Festival」に関する情報も含め、今後の発信内容に注目しましょう。