クラスター株式会社(東京都品川区)が運営するメタバースプラットフォーム・clusterに、「神奈川県“つながり発見”パーク」がオープンしました。複数のエリアやプログラムを提供する空間は、社会参加支援に活用されます。

「神奈川県“つながり発見”パーク」とは
「神奈川県“つながり発見”パーク」は、神奈川県の「メタバースを活用した社会参加支援等事業」の一環で制作されたワールドです。制作・運営は、クラスターと株式会社ゆずプラス(京都市)が行います。
不登校や障害などにより、不安や孤独を感じる人のサポートがより求められる昨今、メタバースの活用には大きな注目が集まっています。「神奈川県“つながり発見”パーク」も、外出せずに気軽に他者と交流できる場として、社会参加へのきっかけづくりに役立てられます。
目的に合わせた4つのエリアを用意
「神奈川県“つながり発見”パーク」は、以下の4つのエリアで構成されています。
- エントランス
- こまりごと相談室
- ラウンジ
- 海辺のつぶやき
開放感と洗練された雰囲気を持つエントランスは、各エリアへのアクセスポイントとなります。ひきこもりの悩み相談ができる「こまりごと相談室」は、隠れ家でのティーパーティーをイメージさせるような、美しい空間です。
オフィスやキャンパスの休憩スペースのようにリラックスできるラウンジ、南国を思わせる「海辺のつぶやき」と、どの空間も細部にまでこだわって構築されています。
プログラムやミニゲームも充実
ひきこもり当事者が気軽に交流でき、社会参加のきっかけを作ることを目的とした「神奈川県“つながり発見”パーク」は、プログラムやミニゲームなど、コンテンツも充実しています。内容は、以下の通りです。
- メタバースを活用した居場所づくり事業:不安や孤立を感じる人が集まり、互いの思いを共有する
- ともいきメタバース推進事業:障害者も含め、誰もが一緒に楽しめる活動を通じ、多様性を認め合う社会の実現を目指す
- 相談窓口:ひきこもりの悩みを相談する、完全予約制の相談室
- メッセージ掲載:匿名で投稿されたメッセージを、「海辺のつぶやき」に掲載
- ワールド内の隠れシラスを探せ!:メタバース内に隠された、神奈川県の特産品・シラスをモチーフにしたアイテムを探し、タップしてアクセサリーアイテムを獲得
また、ワールド内での不適切な行為が見られた場合、スタッフによる注意喚起やユーザーの「追放機能」での対処が可能です。心理的安全性が確保された空間は、誰もが安心して利用できるでしょう。
clusterからアクセスしよう
ひきこもり当事者が、自宅にいながらさまざまな交流を体験できるメタバース「神奈川県“つながり発見”パーク」は、clusterで公開中です。専用アプリをダウンロードして、アクセスしてみてください。