株式会社ごきげんコーポレーション(福岡市)が、福岡市内で開催された音楽劇の実写VRを制作中です。完成したコンテンツは、体験会で公開し、全国への発信を予定しています。

音楽劇「平和の鐘」とは
「平和の鐘」は、2025年8月13日に、福岡市民ホールで開催された音楽劇です。舞台は現代で、小学生が修学旅行で訪れる長崎です。その内容は、旅行中に防空壕を発見し、興味本位で入ったところ、驚くような体験をする、というストーリーです。
「平和の鐘」は、2005年に福岡市の公立小学校の教諭が、修学旅行後に生徒たちと作り上げた物語です。20年の時を経て、戦後80年の節目の年に公募で集まった子どもたちが、戦争や平和について学び、感じたことを台本やセリフに書き加え、新たな物語として演じました。
実写VRを制作
約100名のボランティアスタッフとクラウドファンディングや寄付による支援で上演を実現した「平和の鐘」を、地元企業であるごきげんコーポレーションが完全実写VR化することを発表しました。本番の様子を実写化したコンテンツは、まるで会場にいるかのような感覚のなか、感動的な舞台を鑑賞する体験を提供します。
また、ごきげんコーポレーションは「平和の鐘」のスタッフを公募し、練習がスタートした2025年2月からのメイキング撮影も行っています。関係者や出演キャスト、その家族向けに、実写VRの特別なメイキング映像も制作する予定です。
いつでも、どこからでも戦争や平和を考えるきっかけに
実写VRが完成すれば、いつでも、どこからでも、誰もが「平和の鐘」の上演空間にアクセスできます。没入感の高いVRを活用した観劇は、戦争や平和について改めて考えるきっかけを与えてくれるのではないでしょうか。
多くの観客に感動を与えた舞台のVRコンテンツ完成が、待ち遠しいですね。
体験会の情報にも注目しよう
ごきげんコーポレーションは、2025年9月より、実写VR音楽劇の体験会を実施すると発表しています。会場や体験方法などに関する最新情報は、公式サイトをご参照ください。