メタバースを会場に学術発表や交流が行われる「バーチャル学会」が、今年も行われます。2025年の開催日は、12月13. 14日です。

7回目となる「バーチャル学会」
「バーチャル学会」は、パソコンやスマートフォンから誰でも無料でアクセスできる学会です。2019年よりスタートし、今年で7回目になります。
学会での発表内容は、運営委員会が定義する「学術的取り組み」に該当するものです。分野や所属を問わず誰でも発表者となり、自身の研究や成果を多くの人に知ってもらえます。聴講者はさまざまな分野の発表を通じ、興味関心を広げられます。
知見や交流を深めるさまざまな企画を用意
「バーチャル学会2025」では、参加者の知見や交流を深めるための幅広い企画を用意しています。
- 基調講演:著名人2名が、VRに関する自身の取り組みを基にした公演を開催
- ポスター発表:提出された研究についてのポスター発表。2025年は、3Dモデルデータの受け入れを試験的に実施
- デモセッション:ポスター発表者のうち、希望者が参加できるデモセッション。オリジナルワールド内で、聴講者に向けた説明を行う
- エクスカーション:運営委員会や協賛企業、メタバースコミュニティが自由に企画を行う
- ランチョンセミナー:スポンサーによる講演(予定)
- 懇親会:発表者、聴講者、運営、ゲスト全員を対象とした懇親会。両日開催
なお、8月にはメタバース内で、発表者向けの事前説明会も行われました。
会場はclusterとVRChat!
「バーチャル学会」の会場はclusterとVRChatです。クラスター株式会社(東京都品川区)が運営するclusterは、日本最大級のメタバースプラットフォームで、イベントやゲーム、観光、コミュニケーションなどさまざまな体験ができます。教育への活用も加速しており、メタバースでのカンファレンスや展示会の会場として使用される事例も増えています。
VRChatは、アメリカのVRChat Inc.が運営するソーシャルVRプラットフォームです。世界中のユーザーが、独自のワールドを制作したり、既存のワールドで自由な時間を過ごしています。没入感の高い空間が多数存在し、リアルに近い仮想体験を提供します。
「バーチャル学会2025」では、clusterにてポスター発表・デモセッション・エクスカーション・基調講演・ランチョンセミナー、VRChatでデモセッションとエクスカーションが行われます。懇親会会場は、1日目がVRChat、2日目がclusterです。
興味を持ったら事前参加登録を
無料で参加できる「バーチャル学会」は、公式サイトからの事前参加登録が推奨されています。当日の飛び込み参加もできますが、興味を持ったら早めに参加登録をして開催日を待ちましょう。