今回も、前回に引き続きフォートナイトのビジネス活用事例を紹介します。海外企業は、どのような魅力的なワールドを展開しているのでしょうか。

「クリエイティブ」モードが人気を集めるフォートナイト
フォートナイトのクリエイティブモードでは、オリジナルマップを作成できます。誰でも自由に空間を構築できるだけでなく、他者が作成したマップで遊ぶことも可能です。
オブジェクトやパーツを配置して理想の世界を形にすることはもちろん、マップ内でのルール設定によって、オリジナルコンテンツも生み出せるクリエイティブモードは、メタバースの人気が高まる昨今、多くのプレイヤーに親しまれています。
ビジネス活用事例①ラルフローレン
ラルフローレンは、2023年にオリジナルマップ「Race to Greatness by Polo Ralph Lauren」を公開しました。舞台はポロポニーの形をした島で、プレイヤーはレースゲームを楽しめます。島には飛行機格納庫、ロッキー山脈、大森林と、異なる3つの地形が用意されており、プレイヤーはバイクとドリフトボード、ウィップラッシュカーでそのなかを駆け抜けます。ゲームリリース時には、限定アイテムも発売されました。
②ドリトス
海外のスナック菓子「ドリトス」は、2022年にブランド公式ワールド「Doritos Triangle Island」を公開しました。ドリトスのフレーバーにインスパイアされた島では、ミッションをクリアして三角形のアイテムを集めていきます。「Nacho Usual Spleef」、「Spicy Sweet Chiliwars」、「Doritos Crash Course Deathrun」などのミニゲームを通じて、ドリトスは「三角形=ドリトス」というイメージをプレイヤーに定着させることに成功しました。
③ティンバーランド
ティンバーランドは、2022年にブーツなどの自社商品を題材にしたマップ「Timberland Parkour Trails」を公開しました。マップ内には自然豊かな開放感ある空間が広がっており、アウトドア気分を味わえます。靴の形をした巨大なオブジェクトがさまざまな場所に置かれているのも特徴です。プレイヤーは、3つのバーチャルブーツ「メタブーツ」を発見するなど、用意された複数のミッションに挑戦できます。
海外企業のワールドも魅力的!
国内の企業や自治体、アーティストなどのワールドに注目しがちなフォートナイトですが、海外企業が展開するワールドにもたくさんの魅力が詰まっています。遊びを通してブランドのよさに触れられるメタバースが、今後も多くの企業に活用されることに期待しましょう。