キヤノン株式会社(東京都大田区)のシステムを活用した体験型展示が、JRA競馬博物館(東京都府中市)で行われています。「MREAL」を使った展示では、人気ジョッキーによる解説や、デモンストレーションを3DCGで体験できます。

キヤノンの「MREAL」とは
「MREAL」は、現実の映像とCGを自然な形で融合したものを、自由な視点で体験できるシステムです。このシステムを活用したMREALディスプレイ「MREAL X1」には、キヤノン独自のディスプレイパネルと工学技術が搭載されており、美しい映像を見ることができます。
「MREAL」は、製造業や建設業、スポーツ、エンターテインメントを中心に、さまざまな分野で活用されています。
人気ジョッキーの解説やデモンストレーションを体験
2025年10月4日から12月28日までの体験型展示では、人気ジョッキーによるこだわりの装具やムチさばきなどの解説、本番レースのような動きのデモンストレーションが見られます。体験者は「MREAL X1」を装着し、目の前に現れた大きな図鑑から登場するジョッキーの動きを、自由な角度・距離で見て学べます。
この展示は、企画から運営支援までを、キヤノングループが一貫して行いました。臨場感あるMR映像は、アスリートとしてのジョッキーを多くの人が知るきっかけになるでしょう。
登場するのは川田将雅騎手
体験型展示の映像に登場するのは、川田将雅騎手です。佐賀県出身の川田騎手は、曾祖父・祖父・父と続く競馬一家に生まれ、2004年にJRAの騎手としてデビューしました。
2022年には、最多勝利、最高勝率、最多獲得賞金の3部門を制し、史上4人目となるJRA騎手大賞を受賞しました。2025年9月現在も、通算2,192勝、重賞147勝など、数々の記録を持つ、トップジョッキーの1人です。
JRA競馬博物館で体験しよう
3DCGによるリアルな体験ができる展示は、JRA競馬博物館で開催中です。期間中に足を運び、キヤノンの技術に触れながら、競馬の世界への理解を深めてはいかがでしょうか。
