目に見えない病原体による感染は、予防法や危険性を創造しにくいものです。そこで株式会社白獅子(岡山市)は、感染症対策の意識を高めるコンテンツ「感染症対策VR」をリリースしました。

VR開発の背景
「感染症対策VR」は、病原体の拡散や手指衛生の重要性を、VRで学べるコンテンツです。白獅子は、講義や映像では伝わりづらい病原体の存在や動きを、患者視点のVR体験で「自分ごと」として理解してもらうため、このコンテンツを開発しました。
「感染症対策VR」の特徴
岡山大学病院・感染症内科の医師が監修する「感染症対策VR」の特徴は、以下の通りです。
- 短時間で手指衛生の重要性を理解できる
- 実写コンテンツ+CG/VRによるリアルさと没入感
- アンケートや行動観察などの効果測定フレームを提供
- VR酔いを低減する高フレームレート
VRによる体験だけでなく、体験前後のアンケートや行動観察などで、学びの定着も図れます。なお、「感染症対策VR」は医療行為・診断を代替するものではなく、教育・啓発を目的としたVR教材です。
幅広いシーンでの導入が可能!
すでに、岡山大学病院や同大学医学部など、多くの基幹病院で実践的学習ツールとして活用され高評価を得ている「感染症対策VR」は、教育機関での授業や企業研修、各種イベントなどにも導入可能です。
現在のコンテンツは「患者目線」のものですが、「医療従事者目線」でのVRも開発中です。双方の視点からの学びは、医療従事者を目指す学生に感染症対策の意識や正しい方法を伝えると同時に、実際に現場で働く人たちが改めて感染症対策の重要性を理解することにも、貢献するでしょう。
VRで感染予防への意識を高めよう
大学病院や医学部を中心に利用されている「感染症対策VR」は、感染予防の重要性を「自分ごと」として捉えるきっかけとなるコンテンツです。イベントなどで機会があれば、ぜひ体験してみてください。
