レメディ・アンド・カンパニー株式会社(東京都千代田区)が開発した、MRアニマルセラピー「いつでもワンちゃん」が、福祉用具情報システムに正式登録されました。MR技術を活用したコンテンツには、4つの特長があります。

アニマルセラピー「いつでもワンちゃん」
「いつでもワンちゃん」は、MR(複合現実)を利用したアニマルセラピーです。VRゴーグルを着用すると目の前にかわいらしいバーチャル犬が現れ、触れ合うことができます。
バーチャル犬は、リアルな犬の動きや反応を忠実に再現して制作されており、実際の動物と触れ合うアニマルセラピーに近い体験の提供が可能です。
コンテンツの4つの特長
コンテンツの特長は、以下の4点です。
- 複合現実内での自然なやり取り:利用者の声やハンドサイン、ボタンに反応し、本当の犬と触れ合っているような癒しを与えられる
- シンプル設計:操作が簡単で年齢や身体状況による制限を受けない。また、動物アレルギーがあっても利用可能
- 高いレクリエーション性:エサやり、ボール遊びなどのアクションで、利用者が自然に手を伸ばしたり動かしたりできる
- 安全性の高さ:MR技術の活用で、VRゴーグルを着用していても現実の周囲環境を確認でき、体験中の店頭や接触リスクを軽減
安全に楽しく利用できる「いつでもワンちゃん」は、スタッフ1名の見守りでレクリエーションが成立します。そのため、人手不足が深刻な介護施設などでも、導入しやすいでしょう。
福祉用具情報システムに正式登録!
「いつでもワンちゃん」は、販売開始からおよそ1年で全国40か所の高齢者施設や医療機関、大学などで活用されています。2025年10月には、公益財団法人テクノエイド協会(東京都新宿区)が運営する福祉用具に関するデータベース「福祉用具情報システム」に正式登録されました。
適切な福祉用品を選ぶためのデータベースに登録されたことで、国内初となるXR技術を活用したアニマルセラピーは、より多くの介護施設や介護者に活用されるのではないでしょうか。
介護・福祉現場に新たな価値を
レメディ・アンド・カンパニー株式会社は、介護者の負担を軽減しながら、要介護者の心を癒し、リハビリ効果も期待できる「いつでもワンちゃん」を通し、誰もが安心して笑顔になれる時間を創り出すことを目指しています。介護・福祉現場に新たな価値を提供するコンテンツの、さらなる活用を期待しましょう。
