VR体験者の満足度はどれだけなのか？

VRやAR、MRといったものがさまざまな場面で活用される時代ですが、一般的な認知度はいったいどのようになっているのでしょうか。今回は、VRの認知度や体験者の満足度についてのマクロミルの調査結果をまとめました！

VRの認知度

調査結果によるとVRという言葉そのものの認知度はなんと91%で、非常に高いことが分かります。しかしなかには名前を見聞きした程度という人も多く、VRが具体的にどういったものかを知っている人の割合が高いというわけではなさそうです。

しかし、幅広い年齢のこれだけ多くの人がVRという言葉を知っていることから、やはり一般的にもVRの認知度は相当高まっているといっても過言ではないでしょう。

調査を受けた人のなかで、VRを実際に体験したことがあるのは全体の21%。5人に1人は体験したことがある、という計算になります。体験内容で最も多かったのはVR動画の視聴で、次いでゲーム、アミューズメント施設のアトラクションとなりました。

このほか、少数ではあるものの映画鑑賞やライブ鑑賞でVRを体験した人もいるようです。

VR体験者の満足度の調査では、85%の人が「満足」「やや満足」という回答をしています。VR特有の没入感で、本当に仮想空間にいるようなリアルな体験ができた人が多いようです。立体感溢れる映像に加え、音声もクリアでその場にいるような気分にさせてくれるのも、VRの特徴だといえます。

一方、VR体験に不満を抱いた人の意見には「画面に酔ってしまう」「映像はよいが疲れてしまう」「画像が粗いゴーグルだと合わせにくい」といったものがありました。立体的な映像を見続けるのは、慣れないと辛いという人もいるようです。

一般的にアミューズメントへの活用のイメージが強いVRですが、遠くにある不動産物件のや遠方の医療現場の見学などのほか、車の試乗体験やリフォームのイメージ視聴などAR（拡張現実）の要素も含めたさまざまなVR体験は徐々に増加しています。

こうした商品やサービスのVR体験ができたほうが、購買意欲が高まると考えている人は一定数存在し、VR体験をしないよりも、したほうが購買意欲は倍以上にアップするという回答になっています。今後もさまざまな業種において、VRを活用した商品PRが増えていくことが期待できます。

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