各分野に着実に進出中のVR技術・コンテンツですが、最近は国内外のさまざまな名画をはじめとした芸術作品を満喫できる「VR美術館」も人気を集めています。今回は、数あるVR美術館のなかから、おすすめのものをご紹介します。

おすすめ①三鷹の森ジブリ美術館

ジブリの世界観や制作に使用された絵などが置かれている、東京三鷹市にあるジブリ美術館。ここではコロナの影響で臨時休館となった際に始まった「動画日誌」で、館内を散歩しているような体験ができます。

動画日誌は2021年12月現在も更新されており、動画数は60本を超えています。リアルな来館では見られない風景はもちろん、実際に足を運びたくなるような魅力的な内容もたっぷりです。

おすすめ②三井記念美術館

現在リニューアル休館中の、東京にある三井記念美術館。日本銀行横にあるこの美術館では、日本と東洋の優れた美術品を収蔵しています。

休館中も素晴らしい美術品を多くの方に見て頂きたいという同館の思いからできあがった「おうちで楽しむ！三井記念美術館」では館内をくまなく散策することが可能。美しい芸術作品の数々を、自宅にいながら好きなだけ見ることができます。

尚、こちらの公開期間は2022年4月末までを予定しています。期間限定のコンテンツですので、お早めにお楽しみください。

おすすめ③東京国立美術館

東京都台東区にある東京国立美術館では、多くの展示がなされているほか、さまざまな催し物が1年を通して開催されています。その1つが、「TNM ＆ TOPPAN ミュージアムシアター」。VRを活用した新しい文化財鑑賞方法です。

大きな４Kスクリーンに映し出されるさまざまな文化財をVRゴーグルで楽しむことができるこの催し物は、ナビゲーター付きで作品に関する知識を得ることも可能。美術館好きにはたまらない、特別な時間を提供します。

こちらは実際に東京国立美術館へ足を運んで体験するタイプのVRコンテンツですので、自宅などで見ることはできませんが、一見の価値ありです。

おすすめ④IJC MUSEUM

草間彌生や名和晃平など、国内の一流アーティストたちの作品をバーチャルで鑑賞できる「IJC MUSEUM」。名作をいろいろな角度から鑑賞できるだけでなく、撮影も楽しめるコンテンツとなっています。

「IJC MUSEUM」は芸術作品だけでなく、各地のお祭りの動画や和食の動画の閲覧も可能。バラエティに富んだVRコンテンツを満喫できるのも、魅力の1つです。

おすすめ⑤Explore the World’s Museums

アメリカやヨーロッパ、オーストラリア、日本など、世界各地にある美術館に収蔵されている作品をバーチャルで鑑賞できる「Explore the World’s Museums」。Googleマップ上のアイコンをクリックし、「ツアーを開始」を押せば、名画を無料で見ることができます。

世界の有名な美術館を巡ることはなかなかできませんが、「Explore the World’s Museums」は厳選された芸術作品を好きな場所で閲覧できる、まさに「美味しいとこ取り」が可能。見たい作品だけを楽しむのもよいですし、見られるものは全部みたい！という方にもおすすめです。

自宅にいながらアートを楽しもう

VR美術館は自宅にいながら日本、そして世界各地の素晴らしい作品を堪能できます。VRの進化、普及により今後、こうした仮想空間での体験は幅広い分野で実現していくでしょう。

VR美術館は期間限定のものもありますので、ぜひ公開中に楽しんでくださいね。