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コロナでVR需要は高まった?感染拡大防止の観点から生まれた用途がスゴい!

新型コロナウイルスの影響による「外出自粛」などの対策は、VRの認知度アップに影響したといえます。多くの人がVRについて知り、VRに触れる機会が増えたなかで、さまざまな場面でのVR需要の高まりも窺えます。

今回は、VRが新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、企業などでどのように活用されているかを見ていきましょう。

VRで会議に出席

ZoomやGoogle Meetなどを活用したオンラインによる非対面型の会議や面接は、コロナ禍で急増しましたが、その更に先を行くVRを活用した会議も存在します。

南国アールスタジオ株式会社が提供する遠隔会議システム「WHITE ROOM」では、現実の空間のなかに遠隔から会議に参加する人のアバターが出現。同じ空間で会議に参加しているような感覚を味わうことができ、画面のあちらとこちらよりも、よりリアルなコミュニケーションをとることができます。

VRを活用したスタッフ研修

大手コンビニチェーンの株式会社ファミリーマートでは、短期間で質の高い研修を行うためにVRを実験的に導入。新入社員を対象に行われたこの研修では、1人あたりの教育にかかるおよそ60時間の削減を実現したそうです。

この研修は、VR空間でトレーナーから知識を学ぶことはもちろん、付属機器を持って手を動かすことで、実践に近いトレーニングをすることも可能。教わる側だけでなく、教える先輩社員の時間や手間を削減し、業務効率化につながることはもちろん、対面教育を実施しないことは、新型コロナウイルスの感染対策にも貢献します。

作業支援にもVRが活躍!

住友商事マシネックス株式会社が提供する、VRやAR,MRとホロレンズを活用した現場支援サービス「Faci-L-ite XR(ファシライトエックスアール)」は、幅広い業種の作業支援を行うものです。

現場の様子をリアルタイムでパソコンでチェックし、円滑なコミュニケーションを行ったり、空間上に作業チェックシートやマニュアルなどを表示させたりと、便利な機能が多数。企業の深刻な人手不足はもちろん、技術の伝承などに悩んでいる場合にも、役立つシステムとなっています。

VRで「密」を避けながらさまざまな体験を

VRはエンターテイメントを中心に活用されるもの、というイメージが強い傾向でしたが、コロナにより、企業内での業務効率化や密の回避などにも貢献。その需要はどんどん高まっているといえます。

今後もVRは自宅やオフィスにいながら、さまざまな体験、作業を実現してくれるでしょう。仮想空間でのさまざまな経験が、実生活や仕事のなかで活かしていけるとよいですね。

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