2024年度より小学校での本格的なデジタル教科書の導入がスタートするといわれており、個々に、そして教育機関でも徐々に広まっているタブレット学習が、今後はより進化することが予想されます。
そんなデジタル教科書やVR/ARを活用した学習の事例をご紹介する第二弾。今回は、算数・数学です。
VR/ARも徐々に教育機関に進出
VRやARは多くの人が「ゲームに使う」「娯楽用のアイテム」といったイメージを持っていますが、医療・不動産などさまざまな業界で活用されています。
教育機関でもVRを活用した学習・実習などを行う機会が増えてきています。特に新型コロナウイルス感染症の影響でおうち時間が増える、課外学習ができなくなるといった事態に陥ってからは、これらの問題を解決・カバーするための手段として積極的にVRを導入する学校も多い傾向です。
算数・数学学習におけるデジタル教科書の活用事例
個々の能力に合わせてカスタマイズができるなど、魅力たっぷりのデジタル教科書を、算数の学習に活用する方法を見ていきましょう。
- 拡大機能:課題に着目させる。考察に集中できる
- 書き込みと共有:統合的・発展的な考察活動の実現
図や問題を拡大することで、子どもたちが今やるべき問題を理解し、注目、集中することができます。また、デジタル媒体に書き込めば、黒板に書くなどの方法を取らなくても簡単に内容を共有できるので、多くの人の解答や解法を見て、より深い考察の実現も期待できます。
算数・数学学習におけるVR/ARの導入事例
VR/ARを算数や数学に活用するというのはイメージがつきにくいですが、どのような導入ができるのでしょうか。
- 図形や空間の認識を3Dでできる
- 問題の解き方を音声や文、図などでわかりやすく表示する
面積や体積を求める問題や回転体などについての問題は、紙媒体に図が示されていてもいまいちわかりにくいという人もいます。図形や空間に関する解説を3D動画で行うことにより、理解できる人が増える、わかりやすく知ることができるでしょう。
また、図形や空間の問題はもちろん、その他の問題についても数字が動いたり、ポイントを文章や音声で示したりといった工夫のなされた3D動画で解説を見ることができれば、算数・数学への「苦手意識」を軽減させることにも貢献します。
ひたすら問題を解くだけ、1つの答えを導く、という算数・数学のイメージを払拭し、楽しく学習するためのツールとして、VR/ARが活躍することが期待されます。
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