数年前より「1人に1台タブレットを配布する」という動きが、全国の小学校で増加中。教育機関へのデジタルの進出は著しいですが、最近はVR/ARを活用した学習にも注目が集まっています。
今回は、社会の学習にデジタル教科書やVR/ARを導入・活用する事例を見ていきましょう。
VR/ARを教育に導入するメリット・デメリットとは
VR/ARは幅広い業種で活用されていますが、小学校や中学校などで学習に導入するメリットにはどういったものがあるのでしょうか。
- 疑似体験で高い学習効果が得られる
- 図や模型などよりもクリアでわかりやすい
- さまざまな教科に活用可能
ゴーグルを装着するだけで、目の前にある現実とは異なる世界を見ることができるVRは、教室にいながらにしてさまざまな疑似体験を可能とします。また、図や模型での説明よりもクリアな映像、音声や動きのあるわかりやすい説明ができるので、理解力を深めることができます。
一方、VRには次のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。
- 初期費用がかかる
- 体調に影響が出ることがある
VRゴーグルは安価なものでも2000円程度はするので、生徒全員分、少なくとも1クラス分のゴーグルを購入するとなると初期費用が多く必要です。また、学習用のVRコンテンツの利用料などもかかるため、さらに費用はかさみます。
また、VRゴーグルを装着して動画を見ることで、眼精疲労や肩こり、頭痛を引き起こす方もいます。映像に酔って気分が悪くなることもあり、生徒全員が学習に集中できる、楽しめるわけではないというのが課題だといえます。
社会におけるデジタル教科書の活用事例
タブレットなどに教科書の内容を読み込んだデジタル教科書は、ただ電子書籍として読めるだけではありません。書き込んだり拡大したり、文章を抜き出したりと、デジタルならではの活用方法が多く存在します。
そんなデジタル教科書を社会の学習では次のように活用できます。
- デジタル資料集でより興味・関心を促す
- 拡大機能の活用で疑問点を明らかにしたり多角的に調査ができる
デジタル教科書なら動画での説明、360度さまざまな角度から建造物を見るといったことが可能なので、紙の資料集よりも興味・関心を持つことができます。
社会におけるVR/ARの導入事例
続いて、VR/ARの導入事例をご紹介します。
- 過去の出来事(関ヶ原の戦い・原爆投下)などを3D動画で再現
- 3D動画でさまざまな職業の疑似体験
- 疑似校外学習で国内・海外のさまざまな地域に行ける
歴史上の出来事や人物は写真やイラスト、文章でしか見ることができませんが、3D動画にすることでよりリアルに過去の出来事を知ることができます。新型コロナウイルス感染症の影響で、これまで当たり前のように行えていた職業体験や校外学習もなかなかできなくなりましたが、VRを活用すれば、教室にいながら疑似体験が可能です。
また、VRで仮想空間内の地球儀を回す、拡大することにより、地理への興味・関心を深める、わかりやすく地形を知るといったこともできるようになるでしょう。
メタツアーズのバーチャル旅行で広い世界へ
メタツアーズでも世界の名所の動画をご用意し、バーチャル旅行の実現をお手伝いしています。360度、好きな角度で絶景を楽しめるたくさんの動画で、世界旅行をした気分を味わってみてはいかがでしょうか。
VRゴーグルがあればすぐに世界に飛び出せるメタツアーズのコンテンツは、今後も増加予定。ぜひご期待ください。
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