2030年までの持続可能な17の開発目標を明示しているSDGsでは、貧困や飢餓をなくす、皆が質の高い学習のできる環境を整えるなどの課題が掲げられています。
SDGsについて知る第2回では、ジェンダー平等や環境などに関わる目標をご紹介していきます。
SDGsの目標⑤ジェンダー平等を実現しよう
SDGsの先駆けであるMDGsでもジェンダー平等が掲げられていましたが、未だに女性や女児は世界のさまざまな場所で暴力や差別に苦しんでいます。家庭内暴力や性的暴力、妻が働くことを禁止されるといった不平等をはじめ、女性の議員や会社役員数が少ないなど、働くうえでの男女平等もまだまだ実現できていません。
ここ10年ほどで深刻な性的暴力などの確率は大幅に減少していますが、ジェンダー平等を世界で実現するための課題は少なくなく、女性・女児が教育や医療、仕事を平等に提供されることが最前で最大の問題だといえるでしょう。
SDGsの目標⑥安全な水とトイレを世界中に
日本では蛇口をひねれば当たり前のようにきれいな水が出てきますが、世界には水不足や水質の悪化などにより、安全な水が十分に供給されない人が多く存在します。とはいえ、人口の90%以上が改良飲料水源を利用できるようになり、目標達成は近いといえるでしょう。
安全な水を世界中に供給するには、南アフリカやアジア圏などへの投資増額が必要です。また、衛生環境の整ったトイレの供給はより深刻な問題であり、改善のためには予算も欠かせません。
SDGsの目標⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
雇用や安全保障、食料生産、所得増大など、さまざまな問題にエネルギーは必要不可欠です。世界中でエネルギーを平等に利用できるようになれば、貧困などの解決にもつながるでしょう。
現代的電力を利用できていない人は世界中に13%存在しますが、多くの人がエネルギーの利用を可能とすれば、温室効果ガスの排出量や空気汚染、資源不足などの問題が深刻化してしまいます。エネルギー問題の解決には、再生可能エネルギーを増やしていくこと、環境問題に留意することも必要です。
SDGsの目標⑧働きがいも 経済成長も
全世界の失業率は2017年に5.6%。前年からは低下していますが、世界のおよそ半数の人は、1日2ドルあたりで生活しています。また、男性と比べ女性の賃金や就労率が低いのも、働くことに対する課題として挙げられます。
働き方に関する課題を解決するには、2030年までに全世界で4億7000万人に雇用を提供する必要があります。また、多くの人が質の高い仕事に就き生産性を向上させることは、経済成長の促進にもつながります。
質の高い教育がよりよい仕事に就くことになり、さらに経済を潤わせ貧困をなくすことにもなる。SDGsの1つひとつの目標は個々ではなく、どこかでつながっていることがわかりますね。
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