SDGsの17の目標は、さまざまな部分でつながり、折り重なっているので、1つの目標を達成するための取り組みは、他の目標のための働きにもなるといえます。
第3回は、産業化の推進や不平等をなくすこと、街づくりなどに関する目標について解説していきます。
SDGsの目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
開発途上国の多くでは、道路や情報通信技術、水道や電気などの基礎インフラの整備が十分ではありません。インフラを改善することは、生産性や所得の向上のほか、教育や健康面にも多くのよい影響をもたらします。
技術革新は産業の効率化を促進します。しかし、製造業などの進歩には、環境汚染などの問題もつきものです。資源を大切にし、環境に優しい産業化を実現するためにも、やはり技術の進歩は大切だといえます。そのための基盤をつくることも、SDGsの目標の1つです。
SDGsの目標⑩人や国の不平等をなくそう
貧困、男女不平等などをはじめ、教育や保健、資産へのアクセスなど、不平等はさまざまな場面に存在します。所得の不平等はまだまだ深刻ではあるものの、国内・国家間で縮小しつつあり、改善の兆しが少なからず見られています。
人、そして国のあいだでの不平等をなくすためには、弱い立場に合わせた政策の採用が求められます。開発途上国の輸出入に関する優遇や、送金コスト削減に期待が持てる技術革新などで、不平等の溝を徐々に埋めていくことができるのではないでしょうか。
SDGsの目標⑪住み続けられるまちづくりを
世界では35億人が都市で暮らしており、2030年までに都市住民は50億人になるといわれています。商取引や社会開発、文化などさまざまな活動拠点となる都市ですが、人口増加に伴い、土地や資源への負担や住宅不足、インフラ劣化、大気汚染などは大きな課題です。
多くの人が長く住み続けられるまちづくりを実現しなければ、都市は崩壊への一途をたどっていくでしょう。こうしたことが起こらないよう、環境に留意しながら、住宅やエネルギー、交通機関などを全ての人に提供できるようになることで、都市の成長と繁栄が期待できます。
SDGsの目標⑫つくる責任 つかう責任
人口が増加すれば、その分必要なエネルギーやサービスなども増えていきます。しかし、地球は1つで、限られた資源やもののなかで私たちは暮らしていかなければなりません。天然資源の物資消費や大気、水質、土壌の汚染を食い止めるためには、1人ひとりがつくったものや使うものに責任を持つ必要があります。
食品ロスの減少や廃棄物の削減、ものの再利用などは、日本でも重視され、多くの個人、法人が取り組みに尽力しています。
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