VRゴーグルを装着すれば、現実の世界から離れた仮想空間で、非日常的なさまざまな体験をすることができます。VRコンテンツは今やゲームのみに留まらず、さまざまな分野のものが誕生しており、企業内はもちろん、プライベートで楽しめるものも少なくありません。
今回は、増加するVR博物館の魅力や、VR博物館を実施しているさまざまな博物館をご紹介します。
コロナを機に「自宅で楽しめる」コンテンツが多数登場
新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年3月頃より全国的に外出自粛が求められ、私たちは多くの時間を自宅で過ごすことを余儀なくされました。
息苦しさも感じる自粛生活のなか、ライブ配信アプリやビデオチャットツールなど、おうちにいながら「外」との交流をはかれるツールは人気を集めましたが、VRも「自宅にいながらさまざまな場所へ行ける」「日常的にはできない体験を可能とする」といった魅力から注目を浴び、多くのVRコンテンツが登場しました。
VR博物館でリアルに展示物を楽しめる
VRを活用した動画やアプリでは、ゲームの世界に入り込む、ジェットコースターやダイビングを楽しむ、世界のさまざまな場所へトリップできるといった非日常的な体験ができます。また、360度3Dの世界のなかで、よりスリルを味わいながらゲームを楽しめることから、ゲームアプリも多く登場しています。
そんななか、国内や世界の動物園や水族館、美術館、そして博物館のなかには、遠方の人も園内、館内の様子や展示物を楽しめるよう、VRを活用した動画コンテンツを提供するところも増えてきており、自宅や好きな場所にいながら、全国各地、世界各国を訪れることができるようになりました。
VR博物館ではリアリティ溢れる展示物を間近で見ることができ、紙媒体や2D映像ではわからない魅力も伝わります。360度好きな角度で見ることができるほか、自由に館内を散策できるコンテンツも存在し、自宅にいながらお出かけ気分を味わえるのも、VR博物館のよい点だといえるでしょう。
VR博物館を実施している施設は…
国内でVR博物館を実施している施設をご紹介します。
- 国立科学博物館:東京都台東区にある国立科学博物館には膨大な展示物がありますが、地球館と日本館をVRで再現。パソコンやスマホで楽しむことが可能です。わかりやすい解説付きで、日本列島の自然の成り立ちや、地球や生物、人類の歴史について知ることができます。
- 埼玉県立自然の博物館:埼玉県秩父にある埼玉県立自然の博物館では、埼玉の自然や伝統についての展示をしています。公式YouTubeチャンネルにて館内の様子をVRで公開しており、バーチャル空間内で展示物の解説を聞きながらの鑑賞ができます。
- 小樽市総合博物館:北海道小樽市にある小樽市総合博物館では小樽の歴史をたどる運河館のなかと、場外展示されている蒸気機関車などをVR映像で楽しむことが可能。北海道に行くのは費用面などから見ても簡単なことではないので、自宅にいながら遠方の博物館を見ることができるのは嬉しいですね。
このほかにも、国内、そして海外でも博物館がVR動画を公開・提供している例は多くあります。世界で最も歴史の深い大英博物館でも、館内の48の展示物を鑑賞できるコンテンツを提供中。また、アメリカのGoogleは「Google Arts&Culture」というアプリでも、世界のさまざまな博物館の展示を無料で閲覧できるバーチャルツアーを提供しています。
VRの活用でさまざまな体験をしよう
VR博物館の魅力は、テレビの映像などでは伝わらないリアリティを味わいながら、展示品をじっくり見ることができる点です。混雑を避けられる、移動時間や費用がかからないといった部分も、VRのよい点だといえます。
多くのVRコンテンツを活用することで、日常的にはできないさまざまな体験が可能になります。メタツアーズのVR動画でも、なかなか訪れることのできない世界の絶景をお楽しみいただけますので、ぜひお試しください。
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